ゴルフでメンタルテクニックが必要なのはその競技性から!
ゴルフはメンタルのスポーツとよく言われますね。
待ち時間が多くを占める、ゴルフならではの競技性がメンタルテクニックを求めています。
やることがないと人は余計なことを考えてしまいネガティブになることも。
待ち時間と実際のショットの時間にしっかり集中する方法をご紹介します。
ゴルフとメンタルテクニック
ゴルフの95%は待ち時間と言われています。
全体のプレー時間のたった5%がショットの時間ということです。
ショットで集中するために、95%の時間に力を温存するメンタルトレーニングが必要になります。
そのメンタルの基本をみていきましょう。
【ルーティーン】
思考と行動を一定の順序とテンポで遂行することで集中力を高めるのがルーティーン。
同じフォーム、同じタイミングで動くことで動作の再現性を高める技術です。
ルーティーンを正確に実行できると緊張や不安を感じにくくなり、集中出来るのです。
打つ前のプレショットルーティーンだけでなく、打った後のポストショットルーティーンも有効です。
どんなショットでもその後の行動を一定にすることで次打に集中できるということ。
プレショットルーティーンでは「ターゲットを見る、素振り、アドレス」を、時間誤差をできるだけ少なくして行います。
ポストショットルーティーンではいつも「打った後は10歩大股で歩く」などと決めるとその後は次打に集中できます。
【リフォーカス】
ミスやアクシデントがあった際、気持ちを切り替え集中力をキープするためのルーティーンがリフォーカスです。
自分の状態を客観視するように「青→調子いいね、黄→ヤバいかも、赤→もう駄目だ」と信号に置き換えてみましょう。
そしてその自分の状態を認識して「帽子を被り直す」などでリフォーカスします。
切り替える行動は何でもよいのですがルーティーン化するのが重要です。
【セルフトーク】
やりたいことを声に出すことをセルフトークといいます。
頭に浮かんだ言葉を声にすることで、思考と行動が同時に行われ、緊張状態でもプレッシャーなどを感じにくく、目の前のやることに集中できるテクニック。
その際「○○しない」ではなく「○○したい」と肯定の言葉を使うのがコツです。
「バンカーに入れないようにしよう」ではなく「トップしてもバンカーまでとどかない番手で打とう」などです。
ラウンドで使えるメンタルテクニック
ラウンドで使えるテクニックについてご紹介します。
【スタートホールでのティショット】
緊張しがちなティショット。
ルーティーンに入る前に、グリップをぎゅっと握ってから緩める。
鼻から息を吸いながらグリップをやや強くにぎり3~5秒キープし、口から息を吐きながら一気に力を抜きその状態を10秒以上キープしてみてください。
緊張からリラックスを感じられます。
そしてプレショットルーティーンに入る前に、プロになったつもりで自分のプレーを解説してみましょう。
第三者的に自分を客観的に見る「メタ認知」の意識を持つと、過度な緊張や不安が抑えられて集中しやすくなります。
【次のショットとの合間の移動】
ミスショットや悪いスコアのせいで無口になったり必死な形相になる人も多いですよね。
ネガティブな感情をひきずらないためにしたい行動。
反省は最小限にして、同伴者とゴルフとは関係ない楽しい雑談をしてリラックスします。
過度の緊張が緩んで、次のショット時には集中できるようになります。
大きい歩幅で手を振り歩くのもポイントです。
【どうしても決めたいパッティング】
パターはストロークを意識しすぎて、逆に正確性が損なわれがち。
これを避けるには、ボールをぼーっと見て体の動き意外に注意を向けるとよいです。
ルーティーンも長くなりがちなので、いつものテンポを意識して強気で打ちましょう。
まとめ
メンタルのスポーツといわれるゴルフでは、ルーティーン化とポジティブでいることが大切になります。
人間だれしも考え事をするとネガティブになりがちなので、意識して取り組んでみましょう。
意外なことに、移動時間に楽しく雑談をすることはとても有効なので試してみてください!