正しいハンドファーストを身につけてアイアンでもうダフらない
秋から冬にかけてのゴルフコース。
芝がどんどん薄くなっていくのが気になります。
そうなると怖いのが、アイアンでダフリが出てミスショットを連発してしまうこと。
これを解消するために、アイアンのヘッドの入りが安定する、正しいハンドファーストを身につけましょう!
正しいハンドファーストの意識
ハンドファーストときくと、手元が先行すること、というイメージがありますね。
ただ手元だけを意識して、思い込みで間違ったハンドファーストをしている場合もあります。
【正しいハンドファーストだと】
正しいハンドファーストができていると、次のようなことが実感できます。
・ ヘッドと手元の関係が変わらずクリーンヒットできる
・ フェースの向きをスクエアに保ったまま真っすぐボールを打ち出せてヘッドが走る
・ 体の回転でボールを押せて前傾キープでヘッドの入りが一定となる
正しいハンドファーストができているイメージを、例えるなら、足元にフラフープを意識してその縁に沿って手元が動く感じです。
これができると、フェースの開閉が少なく軸がブレずにインパクトできて、しっかり飛距離が出ます。
【間違ったハンドファーストだと】
一方、間違ったハンドファーストをしていると、手元を先行させようと意識するあまりトップからインパクトにかけて手元が体から離れてしまいます。
・ 目標方向に手元が先行するとフェースが開いて当たるのでダフる
・ 前傾が崩れていてそのまま打つと右プッシュになる
・ 体や手元を止めてフェースをむりやり返すとひっかけが出る
一見ダイナミックな形をしているのですが、ミスになりやすい危険な打ち方です。
【アイアンでダフリを防ぐ方法】
アイアンでダフリを防ぐには、手元の先行だけに意識を向けるのではなく、軌道を意識してみましょう。
正しいハンドファーストを感じられる、自分が丸いフラフープに入ったことをイメージして、その円をなぞるように手元を動かし、インパクトでは手元をインに抜きます。
ハンドファーストに対する意識改革をすることが、ダフリをなくす第一歩ですね。
正しいハンドファーストを身につける
正しいハンドファーストを身につけるには、手元がどの段階でもっとも低くなるかを考えることが大切です。
手元が左腰の前で最下点を迎えるよう、緩やかな軌道を意識しましょう。
丸いフラフープに入ったことをイメージするのを前提として、簡単にできるオススメのドリルがありますのでご紹介します。
【両脇にタオルを挟む】
ハンドファーストの手元の動きを覚えるには、前傾姿勢をとらずに直立した姿勢での素振りがオススメです。
効果がある簡単な方法が、両脇にタオルを挟んで直立素振りをすること。
両脇にタオルを挟んで、体の回転を使って振っていきましょう。
トップで手元は肩の高さ、フォローで手元が左腰前にくるように、体の回転で振ってみてください。
上体とクラブが一体となって動く感覚がわかります。
【左腰ヨコに左手をセットしてパチン】
正しいハンドファーストを身につける仕上げにはグリップエンドを意識すること。
左腰のヨコにボールがあることをイメージして、そのボールにグリップエンドを下から上に突き上げるように動かします。
簡単にできるのが、左腰ヨコに左手をセットしてパチン!とたたくこと。
左腰ヨコに左手をかざして、そこに右手をパチンと合わせる練習法です。
簡単なようですが、下半身から上体にかけてしっかり回さないと右手が届きません。
繰り返し行ってみてください。
まとめ
アイアンのダフリをなくすには、ハンドファーストを意識することです。
ただハンドファーストのイメージが、とにかく手元が先行すること、と考えるとうまくいかない場合があります。
ヘッドと手元の関係が変わらないよう、体の周りにフラフープを意識すること。
左腰のヨコにボールがあるイメージを持って、グリップエンドをぶつけるように振ること。
これらによってアイアンのタテ距離が整って、グッとピンに絡む確率が高まります。
ぜひ試してみてください!