体のパフォーマンスを上げる基礎となる呼吸でゴルフを変えよう
プレーの最中に緊張する場面が多いゴルフでは、メンタルがどのような状態かによって結果も変わってきます。
体のパフォーマンスを上げる基礎となる正しい呼吸が身に着いたなら、重心が安定してメンタルも安定します。
呼吸の力で今までのゴルフを変えていきましょう!
ゴルフに有効な呼吸はサブロクエアー
ゴルフに有効なサブロクエアーという呼吸をご紹介します。
これはゴルフと密接に関係する、体の土台を作る呼吸のトレーニング方法です。
この呼吸法を実施するには、あらかじめ「腹式呼吸」「肋骨内施呼吸」「アンチパラドックス呼吸」の3つの呼吸を身につけておくことが必要です
立って行うのが難しければ寝た状態で練習しましょう。
どの呼吸も床の上にあおむけの状態で膝を立ててスタートして、鼻から5秒で吸って→鼻か口から5秒で吐く→5秒息を止めるという流れになります。
【腹式呼吸】
・ おなかの上に手を置く
・ 息を吸ったときに手は天井方向に上がる
・ 息を吐いたときは手は下がっていく
【肋骨内施呼吸】
・ 肋骨の位置を確認し息を吐いたときに中に納まることを意識する
・ お尻に力を入れることを意識する
【アンチパラドックス呼吸】
・ 胸とおなかに手を当てる
・ 胸とおなか同時に空気を入れる
・ 胸とおなか同時に空気を吐く
【360°サブロクエアー】
3つの呼吸法ができてから行うのが、しっかりと鎖骨からおへそまで360°空気が入る状態をつくるサブロクエアーです。
・ 両手の人差し指と親指を合わせ三角形を作る
・ できた三角形を離しそれぞれ親指と人差し指を両わき腹に添える
・ わき腹に当ててできた三角形を膨らませるイメージで息を吸う
・ 三角形を縮めるイメージで息を吐く
しっかりと鎖骨からおへそまで360°空気が入る状態を作ります。
ゴルフで呼吸を意識する
それではスイング中に意識する呼吸のポイントをご紹介します。
各ポジションでの呼吸を意識することで、無駄な力が入らず疲労度も軽くなり、それが飛距離にも表れるのです。
【アドレスからフィニッシュまでの呼吸】
サブロクエアーを2、3回繰り返し、しっかり体に空気が入った状態で、背中が少し丸まったリラックス姿勢でアドレスします。
アドレスで整えた呼吸状態をキープしたまま、スッとトップまでクラブを上げます。
トップまで前も後ろも体に空気が入った状態を保つ意識で。
インパクトでは大きく分けて3つのパターンが存在します
・ トップで30~50%吐く
・ ゆっくり吐きながら
・ 吸った状態をキープ
軽く吐きながら、止めたままなど、自分に合った呼吸パターンを見つけることで、スイングの安定感が格段に上がります。
インパクト以降、フィニッシュに向けての呼吸については、あまり意識しないで成り行きで問題ありません。
無理せず自然な位置に振りぬきましょう。
【グリップをおろそかにしない】
補足としていえることが一つあります。
上手く呼吸ができていても、体とクラブをつなぐグリップがおろそかになっていたらナイスショットの確率は上がりません。
やはりグリップは重要な要素です。
正しいグリップを確認するにはフェース面を手で感じてみましょう。
まずは左手一本でクラブを持ち、地面を数回叩くだけ。
最初にクラブヘッドの重さを感じながら、手首でクラブを持ち上げ、トントンと軽く地面をたたくように上下させましょう。
手の感覚でヘッドのバランスを感じることが大切です。
そしてクラブを握った左手を体の側面に添え、クラブヘッドを地面に下ろします。
このときに、手で感じるバックラインとフェース面が真っすぐに重なっているかを確認しましょう。
感覚が揃うまで繰り返し試してみてください。
まとめ
緊張する場面の多いゴルフのラウンドで実力を発揮するには呼吸が大切です。
サブロクエアーという呼吸を行いながらショットを行うポイントは、
・ アドレス時はサブロクエアー
・ 体に空気を入れたままトップへ
・ 自身に合う吐き方でインパクト
・ 無理をしないフィニッシュ
簡単にできるフェース面のチェック法も併せて練習して、次のステップに進んでいきましょう!