ドライバーを曲げない！それにはいつも同じアドレスを作ること

ゴルフでドライバーが上手くならない、なんだか曲がってしまう、という人は安定したアドレスを今一度確認してみましょう。
ドライバーは最も遠くまで飛ばせるクラブなので、少しのズレが大きな曲がりを生んでしまいます。
そこでアドレスをもっと安定させる方法を考えます。

安定しないショットには上半身の形を決める

ドライバーでのナイスショットはスイングの前に正しいアドレスがあってこそ。
球筋がまっすぐでなくても、常に同じ球筋が出ればそれはナイスショットで、この先どう攻めるかが決まります。
そこでいつも同じ構えをするためにオススメなのが、クラブを両手で握ってからアドレスに入ること。

【ボールに合わせる前に決めてしまう】
アドレスの際、多くの人が、クラブを利き腕の右手で持って、ヘッドをボールに合わせて構えるのではないでしょうか。
しかし安定して同じ構えを作りたいなら、直立したままで上半身の形を決めてからアドレスに入ってみましょう・

【グリップを両手で握る】
まずボールの後方から目標や打ち出す方向を確認したら、おへその前あたりで両手でグリップを握ります。
その後、前傾すればアドレスが整う形となります。
この方法を用いることで、都度形や向きが変わってしまったり、力んでしまうことが防げます。

【アドレスの手順】
そこで、スクエアなフェースの向きも空中で決めてしまいます。

・ フェースの向きを決める
・ グリップの形を決める
・ 手首の角度と硬さを決める

グリップや手首の角度を決めてからスクエアに向けるとグリップの形が変わってしまうので、フェースをスクエアに向けるのが先です。
ヘッドが顔の前あたりに来る位置にセットして、手首の角度も決めてしまいましょう。

アドレスに大切なのは肩の向き

ドライバーのアドレスにおいて、スタンスの向きや両膝、腰のラインは回転のしやすさに影響しますが、一番大切なのは肩のラインです。

【前傾の前にスクエアに向ける】
肩のラインが重要なのは、クラブや腕は肩につながっているので、肩のラインを必ずターゲットに対してスクエアにしないと軌道がずれてしまうから。
前傾姿勢ではなく直立した姿勢で肩のラインを整えることで、スクエアな肩の向きを簡単に作ることが可能になります。

・ 両肩のラインをスクエアにできる
・ 腕や肘のポジションが決まる

直立してクラブを持った状態だと右手がまだ下に来ないので、肩のラインをスクエアに向けやすいです。
単純に胸を真正面に向けるだけでOK。

地面にソールしてから構えると、両腕と両肘の位置が安定せずズレてしまうことがあります。
体の正面でクラブを浮かせてもつと、両腕が体の前にきます。
これで両脇が閉まってクラブと体の一体感が高まるため、スイング中も外れにくくなります。

【ボールとの距離や手元の位置が一定になる】
アドレスがズレることで、ボールとの距離や手元の位置が変わるということがあります。
前傾前に上半身の形を決めると、後は前傾してヘッドをボールに合わせるだけなので、ボールとの間合いも崩れにくくなります。

クラブを両手で握ってアドレスに入るルーティンから、実際にボールを打つ構えを取るときの注意点は次の三つ。

・ 骨盤だけを下に傾けてクラブを下ろす
・ 左寄りのボールにクラブを合わせても体は合わせない
・ 目標を再確認するときは頭を回して顔の向きだけを変える

この三つはどれも事前に作った形を崩さずに前傾するためで、形が崩れなければ、いつも同じ構えが作れて、打球も常に同じ球筋で打てるのです。
崩れない一定のアドレスと球筋は、スコアも崩さない極意になります。

まとめ

ゴルフのドライバーで曲がってしまうという人は、スイングを直すよりアドレスに注目してみましょう。
アドレスの際、多くの人がクラブを利き腕の右手で持ってヘッドをボールに合わせていますが、オススメなのが、クラブを両手で握ってからアドレスに入ること。
肩のラインも前傾姿勢に入る前に決めてしまいましょう。
いつも同じ構えができることで、ドライバーショットが安定しスコアを崩さないということになります。