UT &FWの練習で10球集中すればコースでのミスも減らせる

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ゴルフでFWやUTがなかなか上手くならない原因は、やっぱり練習量にあります。
かといって他のクラブと同じように量を打てばいいとは限りません。
練習場でまずは10球集中して打ってみましょう。
練習すれば必ず上達してコースでのミスも減らせます。
その方法をご紹介しますので参考にしてみてください。

UTの練習5球

まずは、FWよりも短いUTからスタートしましょう。

【1球目は連続素振りをしてから打つ】
連続素振りと同じ感覚で打つのが1球目です。
長いクラブを操るにはリズムが大切なので、まずは連続素振りでそれをつかみましょう。
素振りでクラブが動きたい方向にまかせて振ると、自然にスイング軌道が良くなります。
スムーズに振ろうとすると、グリップを強く握らなくなるので力みも取れます。

【2球目は骨盤の位置を確認しながら打つ】
UTは緩やかなダウンブローで打ちたい。
その軌道は手先ではなく「腰をやや左にスライドさせての左軸」で作ります。
これは、体の左サイドにキャディバッグなどを置いて腰の左側を近づける、またはキャディバッグを押すつもりでインパクトしてくだい。
少し手間ですが面倒がらずにやってみましょう。

【3球目は右手での片手打ち】
長いクラブで降り遅れてしまうと、致命的なミスにつながってしまいます。
振り遅れを防いでミート率を高めるには、右手だけで打ってみて右腕の使い方を覚えましょう。
単に右手で打つのではなく、左手甲を右肘に添えるのがポイント。
右腕の長さをキープして3球目を打ちます。

【4球目は右肩甲骨を内に寄せて打つ】
4球目は両手でスイングしますが、右肩甲骨をトップまでのところで内側に寄せてください。
クラブを持たずに体を回すと右手の方が遠くなりますが、この右腕が長いまま、がミスの元。
右肩甲骨を内側にスライドさせながら右手を体に近づければ、クラブを両手で握っても右手1本打ちで掴んだ感覚を邪魔せず「正しい右腕の長さ」で打てます。

【5球目は1〜4球までの仕上げ】
5球目はUTの仕上げの1打。
1球目から4球目で得たすべての要素をまとめて打ってみましょう。

FWの練習5球

FWもUTの5球でつかんだ感覚のように打ちます。

【1球目は骨盤の位置を確認しながら打つ】
FWの1球目、トータル6球目です。
FWは限りなくレベルブローで打ちたい。
そこで「腰の位置をずらさず」インパクトしてみましょう。
腰のポジションを左に動かすUTとは違って、体全体をその場で回すイメージが◎。

【2、3球目はフェースの開閉を抑えヒンジの動きで打つ】
ボールが捕まりにくいFWですが、フェースを積極的に返しながら打つと、リーディングエッジが地面に刺さりやすくなります。
マットの上ではうまく滑っても本番では大ダフリになることも。

ボールを捕まえる動きは、手首を甲側や手のひら側に折る「ヒンジの動き」で行いましょう。
これは少し難しいテクニックなので2球目3球目と2球を費やしてください。

【4球目は低くティーアップした球を打つ】
4球目は、FWは極力ヘッドが地面に触れず、ボールだけを綺麗に払い打ちたいので、低いティーアップでボールを打ちます。
アップライトな軌道は、入射角やヘッドをリリースするタイミングがばらつくので、フラットな軌道でのレベルブローを心がけてください。

【5球目は高くティーアップした球を打つ】
仕上げの5球目は、ティーを高くして難易度をアップ。
ティーには全く触れず、ボールのみを芯で捉えられれば完璧。
ダフリが出ない「ヘッドの高さをコントロールする」スイングを身につけましょう。

インドアならマットの上に直にゴムティーを置いてティーアップ。
ゴムティーが飛ばなければ OK、飛んでしまっても拾いに行けますね。

まとめ

ドライバーやアプローチ、7番アイアンなどは、練習場で念入りに打つかもしれませんね。
その一方つい後回しになりがちなUTやFW。
これらのクラブもしっかり練習をする必要がありますが、何もたくさん打つ必要はないのです。
たった合計10球を集中してみると、意外と疲れて達成感も得られるもの。
ぜひ取り入れてみてくださいね。

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