スコアメイクの鍵を握るのはウェッジ!その選び方をおさらい
ゴルフのスコアのおよそ70%は100ヤード以内のショットと言われています。
ところが意外とショートゲームの対策はおろそかにしがち。
100切りの次に「安定して80台を出す」なら頼れるウェッジの選択が鍵となります。
その選び方をおさらいしますので、参考にしてみてください。
ウェッジの基本をおさらい
ウェッジというのはグリーン周りの短い距離で使用するクラブのこと。
おもに100ヤード以内のショットで使用し、アプローチやバンカーでも手にするクラブです。
レディースのアイアンセットに含まれるPWやSWもウェッジですが、その二つの番手のロフト角の差が大き過ぎると感じる人も。
より細かく打ち分けるために、その間にもう一本加える人が多いですね。
【ウェッジの種類は?】
ウェッジといえばPW、SWがパッと思い浮かびますが、実はロフト角によって4つの種類があり、それぞれ特性が異なります。
・ アイアンセットに標準装備のPW(ピッチングウェッジ46度48度)
・ グリーン周りで大活躍のAW(アプローチウェッジ50度52度54度)
・ バンカー脱出の強い味方のSW(サンドウェッジ56度58度)
・ 高い球が必要な時にLW(ロブウェッジ60度以上)
どんな球を打ちたいかによって、適正なウェッジを選びたいところですね。
【ロフト角って?】
ロフト角はクラブを地面と垂直に立てた際、シャフトとフェース面の作り出す角度です。
ロフト角が大きいと高い球で飛距離が出ないということになり、ロフト角が小さいと低い球で飛距離が出ます。
【バウンス角って?】
バウンス角は、シャフトを地面と垂直にした際、リーディングエッジから出っ張っている角度のことで、地面の滑りやすさを決めるもの。
そのバウンス角が大きいほどヘッドが地面に刺さりにくくなり滑りやすくなって、小さいと打点はシビアですが様々な場面で活躍します。
ウェッジの選び方
何気なく選びがちなウェッジですが、そこでPWを基準にする方法をご紹介。
【PWのフルショットの飛距離を基準に】
ステップ1でPWのフルショットの飛距離を参考にします。
そこでPWのフルショットが50ヤード前後で、アプローチやバンカーで同じミスが出る人は、苦手なショットを助けてくれるウェッジを追加したい。
買い足すなら、ランニングアプローチやバンカーなど、自分の苦手なショットに特化した、お助け系ウェッジがオススメです。
またPWのフルショットが80ヤード前後ありSWとの飛距離差が大きい人は、PWとSWの間に1本ウェッジを追加してみましょう。
【チェックポイント】
ウェッジ選びの際に幅広ソールか多面ソールかをチェックしましょう。
ヘッドが大きいほど、優しいウェッジ。
ただしソール形状は複数あって、ダフっても地面を滑ってくれるなど、多少のミスを許容してくれるのは「幅広ソール」。
スピンを効かせたり、球の高さを打ち分けたいなら、ソール抜けのいい「多面ソール」が◎。
【PWのロフト角が基準】
ウェッジ同士の感覚は、4〜6度で等間隔に設定すると、フルショットした際の飛距離差も均等になるため、中途半端な距離を打つ時に合わせやすくなります。
バラバラに購入するよりは、同じシリーズを買い足す方がベター。
【その他チェックポイント】
今使っているアイアンと同じシリーズのウェッジが単品購入できるなら、それを追加すると、違和感なく構えられるのでオススメ。
またロフト角ばかりに注目して極端に重くするとスイングが壊れる原因にもなります。
アイアンの総重量と同等か、少し重いくらいで選ぶのがベターです。
そしてドライバーなどと同様、フィッティングがやはりオススメです。
そこでプロのフィッターにセッティング全体の流れを見てもらえるので、使っているセット一式を持ち込んで相談してみましょう。
まとめ
ウェッジの選び方はそれぞれ。
お助けクラブを選ぶなら、バンカーを一発アウトしてくれたり、転がして寄せるランニングアプローチができるなどの優しさを重視。
操作性を重視したい中上級者なら、憧れのキュッと止まるスピンがかかるウエッジなど選びたいですね。
100を切って80台を目指すならウェッジ選びにもぜひ注目してみてくださいね。