スイングでスムーズに切り返すためにオススメな体操をご紹介

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トップまで順調でも、クラブを下ろした瞬間全てが台無しになってしまう。
そんなゴルファーは多いのではないでしょうか。
わかっていても下半身から切り返すことができないと悩んでいる方も多いでしょう。
そんな方にはボールを打たない「切り返しエクササイズ」をお勧めします。

正しい切り返しを実感しよう

正しい切り返しとは、上体を右に向けたまま左に沈み込む動き。
手元がその反動でストンと下りるので、クラブはオンプレーンに振れます。
それを実感できる切り返し体操を、3つのステップでご紹介します。

【ステップ1】
手を胸のところで組んで、腰を落として上体を回し右お尻に深く乗る。
お尻を後ろに突き出してスクワットするように腰を落とした後、上体を右に回しましょう。
右お尻に体重を乗せてグッと右足に乗ることが大事です。
膝が前に出ずお尻に張りが出るのがコツです。

【ステップ2】
上体を右に向けたままさらに左に沈み込みます。
左に体重移動しながらさらに沈み込むというもので、これができれば上体が開かない下半身リードのスイングができます。
お尻と腿裏に張りを感じることができればOKで、前に張りを感じるのはNGです。

【ステップ3】
前傾をキープして両足で地面を押し込む。
切り返しで左足に深く沈み込むことができれば、インパクトでは右膝が前に出ることがなくなり、足裏全体で地面を押し込めます。

2週間で切り返しを仕上げよう

切り返しを実感したら、2週にわたって正しい切り返しを覚えましょう。

【1週目はカカト体重でスクワット】
1週目はスクワットを繰り返して、土台をしっかりとさせる、カカト体重アドレスをマスターしましょう。
スムーズな切り返しを可能にするには強固なアドレスが不可欠。
そのポイントはカカト体重でのスクワット。

両手を足の付け根に当てて、指で押しながらスクワット。
くるぶしを一直線にして土踏まずのやや後ろに体重をかけましょう。
この時に注意したいのが反り腰です。
腰を反るだけでは重心が安定しないので、お尻が斜め下に引っ張られるイメージを持つとお尻の筋肉が使えます。
週3日、10回×3セット行うことで土台を安定させましょう。

【2週目はタオル投げでタイミングを覚える】
アドレスの姿勢をマスターしたら、2週目ではタオル投げを実践。
上体ではなく、下半身の力でクラブを引っ張り下ろすコツやタイミングを掴んでいきます。
この切り返しのタイミングを覚えるのにオススメなのが、切り返し体操を行いながらタオルを投げるドリル。

腰を落とした体勢のトップから左に乗って沈み込んだら、一気にインパクトでタオルを自分の足元に投げましょう。
手の力が入っていると飛距離線前方や体の前側に飛んでしまうことも。
両足で地面を押し込む反動でタオルを真下に投げることが大事です。

なおインパクトの時体重がつま先側に乗ると上体が突っ込むので注意。
スイング中はカカト体重というのが鉄則です。
そのためにもトップでいかに体重を右お尻に乗せるかがポイントとなります。
週3日、10回×2セット行うことで、下半身でクラブを引っ張り下ろす感覚がわかってきます。

【ワキの筋肉を伸ばすストレッチも有効】
またワキの筋肉を伸ばすと前傾がキープできるので、その簡単なストレッチをご紹介。
家の中で、左手を柱の角にかけて、体全体を左側へ引っ張ってみましょう。
左右行うことでワキの筋肉が収縮しやすくなるので、前傾が崩れにくくなります。

また壁などにお尻をついてスクワットしながら両手を上げると両脇が伸びます。
お尻やもも裏を伸ばせる一石二鳥のストレッチですね。

まとめ

スイングの際スムーズに切り返すには2週に渡るドリルを行いましょう。
まずは土台を安定させるために、カカト体重でスクワット。
そして手打ちを防ぎ切り返しのタイミングを掴む体操の「タオル投げ」。
スクワットのように腰を落としトップを作ったら、切り返しで左へ乗りましょう。
その際に手に力を入れないようにタオルを真下に投げます。
またワキの筋肉を伸ばすストレッチも取り入れて、正しい切り返しを実感していきましょう!

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