ゴルフの悩ましいシーンでの番手選びはシンプルな選択がカギ
ゴルフのラウンド中に林やラフなどの難しい場面に遭遇した時、番手選びをどうするか悩んでしまいますよね。
そこでは、無理に飛距離を求めずシンプルな番手選択でスイングを安定させることがカギになります。
今回は、冷静に判断できる番手選びのポイントを解説します。
難しい場面でのアイアン選びで「脱出」を最優先に
ゴルフの難しいシーンでは、つい飛距離を求めがち。
しかし、そのようなシーンでも冷静に状況を分析し、脱出を第一に考えることが大切です。
そこで特に林やラフでの番手選びについて解説します。
【林からの脱出には8Iで7割のスイング】
林からの脱出ではどれくらい高さでどれくらい振るのか。
まず見極めるべきはその2つです。
確実に出したいと思ったら、フルショットは避けるのが賢明です。
6Iや7Iのハーフショットよりも、やさしい8Iや9Iで7割の力で冷静に振ることがコツ。
深く入り込むほど高い軌道が必要なので、アイアンの選択とスイングの強さに注意しましょう。
出すことを最優先に、スムーズにボールを出しましょう。
林の中はフェアウェイほど地面がしっかりしていないケースが多くふわっとしているので、脱出できないのを回避するべく、ボールがやや右寄りにくるように構えましょう。
【深いラフでは短いクラブでしっかり当てる】
芝が密集していてボールが潜り込んでいる深いラフからは、クラブを長く持つと抵抗が増えるため、短めのクラブを使うのが適しています。
7Iなどではなくピッチングウェッジなどを使って、余分な力を抜いてスムーズにサラッと芝を刈り取るように打つことがポイント。
そうすると遠心力で綺麗にクラブが抜けるはずです。
【固いラフでのピッチングの使い方】
地面が固いラフでの番手選びでは、ピッチングウェッジや9Iなどロフトのあるクラブを選んで、無理に飛距離を狙わず確実に脱出を目指すのがコツです。
ボールはやや右寄りで、インパクトゾーンを長くする意識でスムーズにスイングしましょう。
余計な力を入れず自然な振り抜きでラフの抵抗を軽減することで、安定したショットが可能になります。
フェアウェイバンカーやアプローチでの番手選び
フェアウェイバンカーやグリーン周りのハザードでは、シンプルなクラブ選択が攻略のカギとなるのですが、迷った時にポイントとなることをお伝えします。
【フェアウェイバンカーでは7割の力で】
フェアウェイバンカーでのスイングは、フェアウェイで打つ時と一つも変わりはありません。
ただし、ボールが少し砂に沈んでいる分フルショットはNG。
いつもとスイングを変えないまま7割程度の力で安定したショットをするということを心がけると成功率がアップします。
クラブの選択は、ボール位置とアゴの高さを基準に選びます。
フラットなら ユーティリティ、やや打ち上げなら8I、アゴが気になるならAWを目安にしましょう。
【花道からのアプローチにはシンプルな番手選択を】
花道からのアプローチでミスしたくない。
そんなシーンでは、ファーストバウンドでグリーンに載せることを最優先に考えましょう。
その上で、球をどれくらい出すかはピン次第。
残り50ヤードのアプローチは、ピンの位置に合わせて9IかAWを選ぶとよいでしょう。
グリーン手前ならAW、奥なら9Iとシンプルに決めておくことで判断が早くなります。
【ハザード越えのアプローチはリズムを大切に】
ハザード越えが必要なシーンでは、サンドウェッジでリズムよく振ることが成功のカギ。
無理にボールを上げようとせず、リズムに合わせて振り抜くことで、より安定したアプローチが可能になります。
ハザード越えすることが最優先なので、オーバーしてもやむなしです。
まとめ
難しいシーンでの番手選びは、シンプルな選択と冷静な判断が大切です。
林やラフ、バンカーなどで無理に飛距離を求めず、確実な脱出を目指しましょう。
また、アプローチの際も余分な力を入れずにスムーズに振ることが大切。
毎回の選択を少しでも簡単にすることで、安定したスコアアップが期待できます。