ゴルフの攻略のコツを掴むには敢えてピンを狙わないのも手
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ゴルフのスコアメイクにおいて、ただひたすらピンを狙うことだけが正解ではありません。
特に80台を目指すゴルファーには、リスクを管理しながら安全なプレーを選択することが重要です。
今回は、敢えてピンを狙わないゴルフのメリットと、その具体的な実践方法をご紹介。
ピンを狙わない選択がもたらすメリット
ゴルフコースでピンを狙ったために陥ってしまうトラブルを避けるには、ミスしても安全、というエリアを選ぶことが大切です。
【リスクを減らす考え方】
ピンを狙う際に陥りやすいトラブルには、深いバンカーや崖といったハザードがありますよね。
ピン周りの状況をしっかり見極めて、ミスしても安全なエリアを見つけることから始めましょう。
例えばピンがグリーン左側に切られていて、その左に深いバンカーがある場合、ボールが左に外れてしまうとトラブルが避けられなくなります。
一方、安全なエリアを選んでおけば、たとえ多少ミスショットになっても大きなリスクを回避できます。
【安全なターゲット設定】
例えばグリーン左側に危険が集中している場合、中央や右側をターゲットにすることでトラブルを回避できます。
これによりもしミスショットをしても影響を最小限に抑えられます。
安全なターゲットを設定するには、自分の日頃のショットの癖やミスの傾向を理解することが必要になります。
右に外れやすい場合は、左寄りの安全なエリアを選ぶといった戦略が有効です。
【スコアメイクへの影響】
無理にピンを狙わず安全な場所を選ぶことが、トリプルボギー以上の大叩きを防ぐことになります。
そのホールでパーが取れないとしても、結果的には安定したスコアが実現できるのです。
特にアマチュアゴルファーなら誰でも経験があるのが、スコアを崩した原因が、たった一つのホールの大叩きだったということ。
その原因を減らすために、ピンを狙わない戦略を選ぶのはとても価値があることですね。
ピンを狙わない練習方法
練習ラウンドができるなら取り入れたいことなのですが、そこでピンを狙わないプレーを練習することで、コースマネジメント能力が向上します。
ここでは具体的な練習法を紹介します。
【パーオン禁止ゲーム】
某大学ゴルフ部でも取り入れているという「パーオン禁止ゲーム」というものがあります。
あえてグリーンを外すという練習を行うことで、アプローチスキルとマネジメント力を養うというものです。
この練習では、ピンではなく、グリーン周りのアプローチしやすいエリアを狙うようルールが定められています。
結果的に、アプローチの精度と自信が向上して、コース戦略を考える力が身につきます。
【セーフティゾーンを探す練習】
この練習ラウンドでは、ピンではなくあえてセーフティゾーンを狙ってプレーしてみましょう。
ただピンを狙うのではない、安全なターゲットを見つけるという能力が向上します。
セーフティゾーンというのは、ミスしても大きなトラブルにならないエリアのことです。
この練習を繰り返すことで、どのホールでも自然と最適なターゲットを選べるようになります。
【ミスを活かすフィードバック】
日頃から、ショット後にミスした場合に、なぜそのエリアを狙ったのかを振り返り次回の選択に役立てる習慣をつけることが大事です。
例えばグリーン左のバンカーに入れてしまった場合「もっと右を狙うべきだった」と反省し、次回以降に活かすのです。
簡単なことのようですが、実際はショットのミスを見なかったことにしたくもなるもの。
一旦立ち止まるということを習慣にしてみましょう。
このような振り返りを続けることで、コースマネジメント能力が確実に向上します。
まとめ
ピンを狙わないゴルフは、リスクを最小限に抑えながらスコアメイクを目指す方法です。
グリーン周りの状況を分析し、安全なエリアを狙う練習を重ねることで、安定したプレーと良いスコアにつながります。
まずは、いつもと違うアプローチを試してみてください。
ピンを狙わない選択を一度試すことで、ゴルフの新たな楽しみ方が見えてくるかもしれませんね。