飛ぶことは重要なのか
メーカーのホームページでドライバーを探してみると、必ずどこのメーカーも「飛ぶ」と書いてあります。その信憑性はともかくとして、飛ぶことは魅力です。誰でも今よりも飛ばしたいと思うでしょう。
しかし一方で飛べば良いものではない、とか飛ばなくてもスコアにはなるといったような記事も良くみます。実際のところ飛距離についてはどう考えれば良いのでしょうか。
飛ぶのは「正義」なのか
ちょっと仰々しい言い方ですが、最初に結論を言ってしまえば「その通り」です。ゴルフは絶対に飛んだほうが良いのは間違いがありません。
プロの世界では、女子はまだそこまでではありませんが男子は、もはや飛ばないと最初から競争にならなくなっています。
別にアマチュアなんだから関係ないということではなく、アマチュアでも250ヤード飛ぶ人と200ヤード飛ぶ人ではセカンドのクラブが3番手以上違ってきます。セカンドでユーティリティーを持つのとショートアイアンを持つのではグリーンオンの難易度がまるで違います。
さらに言えば、スコアは横に置いておいたとしてもドライバーで会心の当たりでドッグレッグのショートカットに成功したりロングの2オンに成功した時の爽快感は、もうただごとではありません。仲間内のゴルフであれば会心の一撃の飛距離だけでしばらくは自慢できます。
さて、飛んだほうが良いに決まっているゴルフではありますが少し注意して欲しいこともあります。そんな飛距離にまつわるエトセトラです。
若いうちはとにかく飛ばす
ゴルフ歴が浅く年齢も若い方は、とにかく飛距離にこだわりましょう。そんなに振るから曲がるんだとか、それじゃスコアにならないとかいろいろ周りから言われるかもしれません。それはそれで間違ってはいないのですが、まずは飛距離を伸ばしてください。
飛ぶ人が曲がらないようになるのと、曲がらない人が飛ぶようになるのと、どちらが簡単かと言えば間違いなく前者です。年齢やゴルフ歴を重ねていけば、おいおい曲がらなくはなりますが、年齢がいってからさて飛ばしましょうと考えてもなかなか飛距離は伸びません。飛距離は伸ばせる間は伸ばしましょう。のちのちの財産になります。
飛ぶこととゴルフがうまいことは別
飛距離が出ない人にとっては飛距離が出る人はうらやましい存在です。それはそれで良いのですが、飛距離が出るからといって、飛距離が出ないひとよりも自分は優れているという勘違いはしないようにしたいものです。
飛距離という点についてはもちろん優れているのですが、ゴルフそのものの優劣は飛距離で決まるわけではありません。
よく飛距離に対して否定的な言い回しだったり、格言めいたものがあるのは飛距離が出る=ゴルフがうまいというわけではないよ、という諫めでしょう。
しかし、パターがうまければ良いといっても同じパターの腕なら飛んだほうが絶対的に有利であることは疑いの余地はありません。
飛距離が出ることを生かすためにもショートゲームの練習量を増やすことをおすすめします。
まとめ
結局のところゴルフで飛距離が出るというのは素晴らしいことに間違いはありません。今現在平均よりも飛距離がある方はそれを武器にゴルフを磨いていただきたいですし、まだまだ飛距離が伸ばせる余地のある方はがんばって伸ばせるだけ伸ばしましょう。
250ヤード先まで会心のドライバーショットが飛んでいくのは、爽快そのものです。ぜひ頑張って挑戦してみてください。