ゴルフで一打の集中力を高めるには視線を一転集中させること
一打一打の高い集中力が求められるゴルフ。
移動や待つ時間は多く、実際ボールを打つ時間はわずかとなると、プレッシャーもかかりますよね。
その場面ではプレーの技術も大切ですが、どう集中するかのメンタルにもかかってきます。
そこで意識する「視線」についてご紹介します。
ゴルフは目標を狙うスポーツ
本来、人間を含む動物の視線は、常に動いているもの。
これは外敵から身を守るために、常に周囲をうかがうようにとプログラミングされているからです。
しかし、ことゴルフにおいては、この動きは必要ないということです。
【ゴルフで必要なのは一点集中】
スポーツでは最大限体を動かして記録を出したり、相手がいて動きながら戦うものなどがありますね。
常に視野を広げて相手の動きをうかがうなどのスポーツはゴルフとは対照的です。
射撃や弓道と同じように目標を狙うスポーツであるゴルフでは、同じところに一定時間視線を集める「視線をコントロールする」というスキルが求められます。
そしてその能力が高くなるほど集中力も高まって、イメージしたところにボールを運ぶことができる確率が高くなるのです。
【一点集中を高めるには】
一点に集中することをただ意識しても、実際疲れてしまって18ホールもたないですね。
やはり集中するにはスキルがいるということです。
その能力を高めるにはトレーニングが必要で、これは日常生活でも簡単にできるものです。
例えばどんな対象物でもいいので、それをただ見つめるトレーニングです。
部屋の中をぐるっと見渡してみて、なんでもよいので対象物を見つけます。
例えばドアノブ、カレンダーの日付など小さい目標に視線を固定し、まばたきをせずに5~10秒見つめます。
ただそれだけのことだと思うと簡単ですよね。
でもこれをやるかやらないかで、ゴルフでの結果に違いが出るのです。
実際のコースで行う視線の一点集中
実際ゴルフコースに立って、どのように集中して一打を迎えたらよいのでしょうか。
【集中には強い意識が求められる】
実際のラウンドで目標を見つめるのは家でのトレーニングと同じですが、さらに目標に打つという強い意識を持つことが必要になります。
この動きがスムーズに行えるよう、ルーティーンに組み込むことをオススメします。
具体的にはボールの後ろから目標を確認し、そこを5~10秒間見つめます。
そして、その目標に向かってボールが飛んでいく姿をイメージします。
そのあとボールをセットしてからは、そのイメージが消えない間に打ちましょう。
よくヘッドアップしないようにボールの右側をじっと見るなどありますよね。
顔を残すという課題についてはそれも合っています。
ただ実際プロなどもボールに対して何も意識せず、ボール付近をぼーっと見ているそうです。
物を見ようとすると力が入ってその力がスイングに影響します。
なので、打つ時はボールをぼーっと見て先ほどのイメージが消えないうちに打ってしまいましょう。
この時スイングのことをいろいろ考えることもやめましょう。
イメージが薄れてしまいます。
【全ショットの繰り返しは習慣づけから】
これらのことは集中力がかなり必要で大変ですが、全ショットでやり続けて習慣づけることが大切です。
当たり前のようにできるようになると、脳が「そこに打てという指示」だと解釈して、そこにボールを運ぶ運動プログラムを勝手に作ってくれます。
集中力は訓練で高めることができて、効果も実感できます。ぜひ実施してみてください!
まとめ
ゴルフで一打一打の集中力を高めるには、ボールを打つ技術はもちろんですが、視線のコントロールが必要です。
視線のコントロールをすることによって、メンタルも強化できて思ったところにボールを運べます。
なんだか難しそうですが、これは日常生活で簡単に訓練ができます。
部屋のドアノブや、カレンダーの日付を5~10秒ジーっとみる。
ただそれだけですが、これをやるかやらないか。
ジーっと見つめることで集中力をアップできる、この方法をぜひ試してみてください。