ゴルフでグリーンの「芝の状態を知る」ってどうやって知るの?



プレー・クラブ

ゴルフのパッティングで大切なのは距離感や方向性などと言われますが、その準備段階として「芝の状態を知る」ことが大事ともよく言われますよね。
なんとなくその意味はわかるけれどそれはどうやって知るのでしょうか。
その方法をご紹介しますので参考にしてみてください。

練習グリーンで今日の芝の状態を知る

ゴルフのパッティングでは、タッチが合わなければ方向性も距離感もつかむことができません。
それを決めるのが「今日の芝の状態はどうか?」という感じで、前もって芝の状態を知ること。

そしてそれはスタート前の練習グリーンに集約されています。
そこでできるだけ芝の状態に関する多くの情報を得ることが必要となるのです。

【芝の硬さをチェック】
練習グリーンで最初にやることは、まず芝をしっかりと指で押して「硬さ」の確認。
ゴルフ場のグリーンは、硬いと難易度が上がり、柔らかいと難易度が下がります。
そしてその硬さを確認することは、パッティングだけでなくアプローチの時にも役立ちます。

【芝の長さをチェック】
次に手のひらで芝をなでてみて長さや太さの確認。
芝の長さや太さは、ボールのスピードに影響を及ぼす大事な要素です。
芝を手で触ることで、見た目だけではわからないより正確な情報がわかります。

【砂がつくかのチェック】
最後は手のひらに砂がつくかをチェックして、目砂をしたばかりかどうかの確認を。
手のひらに砂がついたら砂を入れたばかりということなので、ボールが滑る可能性があります。

グリーンはとても繊細なものなので、コースに出たら触って確認することはできないですが、練習グリーンは唯一それができる場所です。
その確認方法はただ手で触るだけなので難しくはないのですが、意外とこれをやっている人は少ないかもしれませんね。

今日のグリーン上での自分の状態を知る

そして芝の状態をチェックしたら、今度は自分のグリーン上での状態を確認します。
どんなにゴルフが上手だったとしても、いつも同じコンディションでいるのは難しいこと。

そこで今日の自分の状態というものがわかっていれば、ラウンド中に「いつもと違う!」と慌てなくて済みますよね。

【4〜5mのパッティングの距離で今日の傾向を知る】
まずは練習グリーンの、ゴルフクラブを強く振らなくてもいい4〜5mくらいのパッティングで、その日の自分のフィーリングとグリーンの状態のマッチ度合いを確認します。
「今日はショートの日かな?」などという軽い感じで大丈夫です。

【ロングパットでストローク確認】
今度はグリーンの状態をある程度つかんだ上でロングパットを行ってみて、ストロークを確認します。
この時はボールのスピード感を重視してストロークしてみましょう。

【ショートパットで出球の確認】
最後はショートパットで出球を整えます。
ここで特に重視するのはフェース面の向きで、しっかり向いている方向にボールが出せているかを確認します。

【ラウンド中グリーンの高さを知るには】
練習場で芝の状態をチェックしたらいざラウンドへ。
実際のラウンドでは、グリーンの高さについてその場で知る必要があります。
その際、時間がなくても最低限できるだけ目線を低くして真横からの高低だけでも確認しましょう。
そうすると、高い位置からだと見えない情報を得ることができます。

また時間をかけてグリーンをチェックできる状況なら、カップの反対側から見てみてカップの入り口を確認してみましょう。
さらには足裏で傾斜を感じて、最後にさきほどの横からの高低のチェックを。

まとめ

練習グリーンは唯一その日の芝の状態を知ることができる場所です。
芝の状態がわかれば、その日ボールがどんな転がり方をするのか、まずは自分の中に情報を入れることができますね。
これは誰でもできることですが、意外とやっている人は少ないかもしれません。

芝の状態を知らずして距離感や方向性を出すためのタッチは合わせられません。
精度を高めるために、できる限りの不安要素を排除しましょう。
万全の準備あってのことですね。

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