前方の特設ティは卒業!ティショット片側のOBは絶対避けよう



プレー・クラブ

緊張するゴルフの第一打。
片側がOBの時、OBだけは避けようと思っているのになぜかそちらに打球が行ってしまうことがありますよね。
その結果前方の特設ティからプレーイング4で次のショットを行うということに。
そこで確実に片側OBを避ける攻め方と打ち方を考えていきます。

右側のOBを絶対避ける

左側だけOB、右側だけOBどちらも、そしてスライサーもフッカーも「三角ゾーン」で攻めるのが安全。
まず右OBから見ていきます。

【右側がOBの時の攻め方】
右OBの場合、それを避けるために左のギリギリに立てばスライスでも大丈夫。

ティショットを打つ時、ミスショットの許容範囲を含めて四角形のゾーンをイメージする人が多いですが、片側OBの時はスタンスラインを底辺にした広い三角形ゾーンをイメージすることがポイントです。

右OBの場合はティマークの左ギリギリに立ちます。
その際スタンスだけティマークの外にしてもOK。
ベストルートはフェアウェイの右サイドからドローボールで戻ってくる打球です。
もしスライスや右方向へのプッシュアウトが出ても、左ギリギリに構えていればセーフとなります。

【低いティアップはNG】
右OBで曲げたくない時にティを低くすると急角度のカット軌道になりやすい。
カット軌道だと許容を超えるスライス回転で右に大きく曲がってしまいます。
ティはいつも通りか、少し高めにしましょう。

【確実にドローボールを打つには】
ショットでドローボールが打てれば右のOBは消すことができます。
ところがアマチュアはスライサーが多いのですが、その原因は、トップで肘が外側を向いてしまうことが原因の「ヒールヒット」にあります。

それを解消するには、トップからハーフウェイダウンにかけて右肘を真下に下ろすこと。
肘が真下に動けばヘッドがインサイドから入ってくるので、インサイド・アウト軌道になります。

また確実にドロー回転をかけるにはフェースをしっかり返すこと。
それをやりやすくするためにはアドレスでトゥ側にボールをセットしてみましょう。

左側のOBを絶対避ける

一方左側がOBだったら。

【左側がOBの時の攻め方】
左OBの場合は、フェアウェイセンターから右サイドを広く使いフェードで攻めます。
一見、左サイドのギリギリに立つ方がコースを広く使えるように思えますが、もしひっかけが出たら左OB一直線。
スタンスラインとしてはフェアウェイのセンター狙いが基本です。

ただしドローヒッターの場合は、センター狙いだと左サイドのOBゾーンまで曲がる可能性があるので、三角形ゾーンをイメージして右のラフ方向から曲げる球筋で攻めましょう。

【ハンドファーストでインから打つ】
左OBに対してはフェードボールを打つのがセオリーですが、カット軌道はNG。
カット軌道にするとスライスだけでなく、ダフリ、チョロの原因となってしまいます。

理想はストレート方向に飛んで右に曲がるストレートフェード。
その打ち方は、カット軌道には打たず、インからヘッドを下ろすようにします。
ただしそのままだとドローボールになるので、インパクトはハンドファースト。
ハンドファーストになれば、少しフェースが開いて当たるので、緩やかなフェードボールになります。

ハンドファーストで打つには、腕を使わず、下半身やお腹をしっかり回すこと。
ダウンスイングでは、リリースせずに手首の角度をキープしてリストターンせずにボールを打ちます。

まとめ

緊張するゴルフの第一打。片側OBには絶対入れたくないけれど、そう思った瞬間そっちの方向にボールが入ってしまったりするのはよくあること。
しかしそれで前進4打となってしまうのはもったいないですよね。

左OB右OBに対してはスライサーもフッカーも三角形ゾーンで攻めるのが一番安全です。
右OBの攻め方は、左のギリギリに立てばスライスでも大丈夫。
左OBの攻め方は、フェアウェイセンターから右サイドを広く使うこと。
ひっかけてもセーフとなります。
それぞれにベストな打ち方もありますが、まずはこの攻め方を基本にしてみてくださいね。

関連記事一覧