7番アイアンでもPWでもなく5番ウッドで上達する練習法
ゴルフのスイングの練習でオススメなのが7番アイアンやPWでもなく、実は5番ウッド。
自分のスイングがなかなか良くならないと思っているなら、練習すべきクラブが間違っているからかもしれません。
そこで、スイング全体が良くなる5番ウッドでの練習方法後ご紹介します。
ブレないスイング軸を作れるのは5番ウッドだけ
練習場に行くとついアイアンばかり、ドライバーばかり、という練習になってしまいがち。
しっかり練習したい方にはそれは逆効果です。
【アイアンばかりで練習】
アイアンで練習すると、軸が左に傾いても気づきません。
アイアンだとダウンブロー軌道になるので、上体が突っ込んだカット打ちになっていても、ある程度は打ててしまいます。
軸が左に傾いても気づかないので、悪い癖があっても気づかないのです。
【ドライバーばかりで練習】
その一方ドライバーでばかり練習をすると、球を上げようとスイング軸が右に傾きます。
ティアップしているドライバーだと、いつの間にか極端なあおり打ちになっていることがあるのですが、それに気づかないのです。
軸が右に傾いてもある程度は打ててしまうのが問題となります。
【5番ウッドで練習】
そこで5番ウッドの登場です。
5番ウッドはレベルインパクトでボールに真横からコンタクトしないとナイスショットになりません。
このことを練習し続けることで腰は水平に回り、スイング軸が傾かない、となります。
これならミスの傾向からスイングの欠点がすぐにわかるので、メリットも多く、そして他の番手でも打てるようになるのです。
5番ウッドを利用した練習法
ここからは具体的な練習法をご紹介。
自分のミスの傾向に合った練習をすることで効果は倍増します。
【すくい打ちに効く20球】
すくい打ちに効くのはハイティアップ練習法。
すくい打ちの原因は、右腰が回らずに止まってしまうため、上体でボールを打ちに行こうとする結果、右肩が下がってしまうことにあります。
また、腰を回す際に左腰を引くように動かすと、へっぴり腰になりやすく、右足に体重が残り薄い当たりになってしまいます。
正しい動きは、トップからフォローまで腰が水平に回転すること。
5番ウッドでティーアップして、すくい打ちしやすい状態でそれを意識的に上からつぶして打ってみましょう。
この方法でレベルインパクトが叶います。
同じスイングで打てば7 Iでダウンブロー、1 Wでアッパーブローになります。
20球打てば効果はテキメン!
【カット打ちに効く10球】
カット打ちの原因は、下半身の動きが小さく、上半身だけで打とうとすることで右肩が前に出てしまうことです。
カット打ち防止に効くのは5番ウッドを使ったステップ打ち練習法。
トップでは右足1本で立ち、そこから上体のことを忘れて左足を強く踏み込んでください。
すると右肩が前に出ずに ヘッドがインから低くおりてくるため、インパクトゾーンが長くなります。
周りに気をつけて10球行いましょう!
【ダフリ&トップ防止に効く20球】
ダフりやトップを防ぐためには、胸を張るスイング練習法が効果的です。
スイング中に体が上下動すると、フェースが小さい5番ウッドでは正確にボールを捉えることが難しくなり、ダフりやトップを繰り返してしまいます。
上下動の原因は、肩が縦に回転していること。
バックスイングで左肩が下がりすぎ、ダウンスイングからインパクトにかけてその反動で左肩が上がりすぎるケースが多く見られます。
効果的な練習法は、胸を張ることを意識することです。
これで股関節から正しく前傾し、肩周りの背骨を垂直に近い状態に保つことができます。
そして肩の回転が横方向に変わり、体の上下動が抑えられます。
極端に胸を張りながら、20球練習してみましょう!
まとめ
5番ウッドでの練習はスイング全体を改善します。
アイアンやドライバーでは気づかないスイングの欠点が明らかになり、安定したスイング軸を作れます。
すくい打ち、カット打ち、ダフりやトップを防ぐ練習法を実践することで、他のクラブでも上達が期待できるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。