ゴルフで2パットで上がるために習得すべきは距離感の出し方
ゴルフスコアの40%を占めるパッティングは、スコアアップに欠かせない重要な要素で、特に2パットで収めることができれば、90切りも見えてきます。
そのためには、正確な距離感を身に付けることが不可欠。
今回は、そこで2パットを実現するためのポイントをご紹介します。
距離感を養うためのグリーンの読み方
パッティングの成功には、ボールの転がりを正確に予測することにかかっています。
ここでは、距離感を掴むためのライン読みのポイントを見ていきます。
【他人のアプローチやパットを観察する】
他のプレイヤーが打つボールの転がり方は、グリーンのラインやスピードを把握する貴重なヒントになります。
特に、上手なプレイヤーのアプローチやパットをしっかり観察すると、グリーンの傾斜や速さの特徴を見極めやすくなります。
前の組が打ったパットやアプローチもチェックするなど、積極的に情報収集を行いたいですね。
【自分なりの傾斜基準を持つ】
グリーンのライン読みは、個人の感覚による部分が大きいものです。
自分なりに「よく切れる」「やや切れる」「ほぼ切れない」といった3段階の基準を作って、ライン読みを安定させていきましょう。
この基準を持つことで、大きな読み間違いが減り一定の精度を保ちやすくなります。
自分の感覚に合った基準があれば、自信を持ってラインを読めるようになるでしょう。
【日差しの強弱や順目・逆目を意識する】
日向と日陰のエリアでは、同じグリーン上でも日陰は低く日向は高く見えるので、ラインの読みにも影響します。
また、逆目や順目でもボールの転がりに違いが生じます。
日陰の方へ打つ場合は転がりすぎに注意し、順目では少し強めに打つ意識を持つなど、視覚的な要因も加味した読み方を心がけると、より安定した距離感を得られます。
イメージトレーニングで距離感を手に入れる
距離感を安定させるには、イメージトレーニングも効果的です。
【景色全体をぼんやり見る】
カップを直接狙うのではなく、カップがある景色全体をぼんやりと見ることが、距離感を安定させるコツ。
細かく狙いを定めるよりも、カップの周辺を広く見ることで、適切な距離感が馴染んできます。
潜在意識にカップがある景色をインプットすることで、視覚的な情報が自動的に距離感を整えてくれるのです。
【ボールの転がりをイメージする】
ターゲットを定めたら、そのライン上にボールが転がる様子を頭に描きます。
目の前にある景色全体を見渡し、あとはそのイメージに沿って構えましょう。
こうすることで、目標への過程を意識できて、距離感がより具体的につかめるようになります。
また、このイメージを強化するために素振りを行うと、さらに距離感が安定してくるでしょう。
その距離感を安定させるための練習法をご紹介。
【目標を見たまま素振りをする】
カップやターゲットを見たまま素振りを行って、目標に向かって打つ感覚をつかみます。
このとき、ボールに意識を向けないで視野に収まる範囲に集中することでよりスムーズに距離感を調整できるようになります。
【目を閉じて打つ練習】
目を閉じてパットの練習をすることで、視覚情報に頼らず感覚を研ぎ澄ませることができます。
こうするとイメージしたボールの転がりが体に自然に染み込むので、より直感的な距離感が得られます。
イメージがしっかりできていれば、視覚に頼らなくてもカップに寄せることができます。
【フックラインで練習を終える】
スライスラインを打つと、フェースが開きやすくなる傾向があります。
ラウンド前の練習では、スライスラインの後に必ずフックラインを打ってフェースをスクエアに戻す意識を持つと、安定感が向上します。
スタート直前のフックラインの練習が、自然と本番での距離感を整える助けになるのです。
まとめ
ゴルフで2パットに収めるためには、グリーンのライン読みと距離感のイメージ力が重要です。
他のプレイヤーの転がり方の観察や傾斜の把握、視覚的なイメージトレーニングを活用することで、自然と距離感が安定し、90切りも見えてきます。
ご紹介した内容をぜひ試してみてくださいね。