緊張感MAX!朝イチのティーショットを無難にこなそう
ゴルフの中でもっとも難しいショットのひとつ、と言われているのが朝イチのティーショットです。ただでさえ緊張するティーショットなのにコンペなどでギャラリーがいたりするとドキドキもMAXです。
残念ながら緊張感そのものを無くす特効薬というのは無いでしょう。
そういった心理的な要因をかんたんに無くすことができない以上、それ以外の部分で工夫をする必要があります。
緊張した中でおこなう朝イチのティーショットを少しでも無難にこなすための方法を今回は考えてみたいと思います。
体をほぐす
これは基本中の基本です。ただでさえ緊張で体がうまく動かないわけですからせめて筋肉だけはほぐしておきたいもの。練習場がある場合は必ずスタート前に練習をしておくようにしてください。
朝の練習では「練習をしない」ことが大切。スタート前にスイングを修正するのは百害あって一利なしですので体をほぐすこととその日のボールの曲がり具合を確認することを第一に目的としましょう。
練習場でクラブを振ってから、実際のスタートまでは時間が30分程度は空くと思いますので、ティーイングエリア迄来たら邪魔にならない場所で素振りをして再び体を温めてください。
ただし、自分の打順前にやってはいけません。スロープレイに繋がりますので前の組が打ち終わって、自分たちの組のオナーが打つ前の時間を使ってほぐすようにしましょう。
とにかく方向優先
朝イチのショットは、いかに距離への欲を捨てるかがカギです。具体的な方法を見てみましょう。
・ドライバー以外のクラブをもつ
ドライバーは振らずに、方向性の良いクラブを選びます。ただ、そのクラブに自信があるという前提にはなります。振り回してしまうと結局どのクラブを持っても大曲りします。ユーティリティやアイアンをもってOBに打ち込んでしまうとドライバーを持ったときよりも後悔しますので、自信がなければむしろドライバーにしましょう。
・グリップは短く
これは朝イチの鉄則。普段よりも短くもって確実にラインを出すような気持ちでスイングしましょう。慣れは必要ですので普段から練習場で短く持つ練習をしておくと良いでしょう。
・振り切る
いかに距離の欲を捨てるか、と相反するように聞こえますが朝はとにかく振り切ってフィニッシュをきちんととれるように心がけます。朝イチは怖いのでどうしてもボールに合わせに行くようなスイングになりがちです。これはほぼ間違いなく曲がります。短めにもってフィニッシュまで振り切るように心がけましょう。
・右足のつま先を余分に開く
これはひとつの方法ですが、朝は体が回りません。バックスイングが浅くなって結果ダフリやスライスが出ることが多くなります。右足のつま先をいつもより気持ち開き気味にすると少し回りが良くなります。
緊張する前に打とう
ショットに入る前にいつもどおりのルーティンで入ることは大切ですが、アドレスをとったときになかなか始動できないと、どんどんプレッシャーが襲ってきます。そうなるとスムースにバックスイングがあがらずに結果的に力任せに腕で振ることになってしまいます。朝イチはとにかく構えたらすぐに打ちましょう。
まとめ
朝イチのショットは上級者でも緊張するものです。やはり慣れないと難しいのは間違いありませんが、信じて振りましょう。曲がっても命まで取られるわけではありませんから!