ゴルフのスコアメイクの鍵はアイアン!改めて向き合ってみる
アイアンが苦手で、代わりにウッドやユーティリティでなんとかしたい。
そんな女子ゴルファーも多いのではないでしょうか。
でも実際ピタッと止まるピンに絡むショットを生むのはアイアン。
アイアンも活躍できるその打ち方やセッティングを考えてゴルフをもっと楽しみましょう!
アイアン中心のセッティング
クラブのセッティングで7番アイアンとほぼ同じ飛距離のユーティリティを入れているなら、それはすごくもったいないこと。
アイアンをベースにセッティングを考えてみましょう。
その際、自分のスイングは変えずにもっとクラブに頼ることを意識するのがコツです。
【ヘッドスピードが平均的なゴルファー】
例えばヘッドスピードが33m/sという平均的な女性ゴルファーだったら。
・ 1W(160y)、5W19度(150y)、7W22度(140y)
・ 5UT 24度(130y)、6UT 27度(120y)
・ 7I 30度(110y)、8I 34度(100y)、9I 39度(90y)
・ PW 44度(80y)、AW 50度(60y)、SW 56度(40y)
これらにパターを加えてもまだ12本。
まだ2本の余裕があるので、上下どちらを厚くするかはその人次第です。
苦手意識のあるクラブは結局使わないものなので、そこは思い切って外してもよいのです。
今は飛び系のアイアンもあるので、飛び系の8番を加えたりするなどして、どのクラブに仕事をさせるのかは自由です。
【今のセッティング】
昔のアイアンセットは5番からでしたが、今は7番からというのが当たり前。
なぜかといえば、優しく飛ばせるようにアイアンが進化したからです。
7番アイアンが飛べば、ユーティリティやウッドをどう組み合わせるか、その選択肢はグッと広がりますね。
そうは言っても女子の場合、フィーリング重視でセッティングする人が多いようです。
例えば7番アイアンと7番ユーティリティを両方入れるという具合。
ゴルフは14本を使ってスコアを作るスポーツなので、各番手がその役割を果たせるようなセッティングをするのが理想です。
アイアンで打つ時の基本をおさらい
アイアンが苦手という女子ほど基本が曖昧だったりします。
そのアイアンの苦手意識をなくすために、コースで扱うための基本をおさらいしておきましょう。
【ボール位置はどんな場面でも決まっている】
アイアンでしっかりダウンブローに打つために、ボール位置はいつでも真ん中よりやや右。
特に小柄な人ほど、上からボールを潰すには右側に置くほうがよいです。
右に置くといってもボール一個ではやりすぎになってしまうので、目安はボール半個分です。
最初は違和感があるので、まずは練習場で慣れてからコースで実践を。
【スタート前の練習場で】
スタート前の練習場ではゆったりしたスイングリズムを体に刻むドリルを。
ボールを2個使ってゆっくりクラブを始動させる練習がオススメです。
・ いつも通りに構えたらクラブヘッドの右側にもボールを置く
・ ヘッドの外側でボールを押すイメージでテークバックする
・ マットの外にボールを押し出す
・ そのままトップまで体を捻り正面にあるボールを打つ
朝イチのティショットや谷越えのシーンではスイングが速くなりがちなので、それを防ぐために実践してみてください。
【スタンス幅と体重配分】
ライが悪い時は練習場と同じように打てないので戸惑うことも多いはず。
ここでは自分を起点にボールが自分より高い場所にあるか低い場所にあるかをチェック。
・ つま先上がりや左足上がりはスタンスをコンパクト
・ つま先下がりや左足下がりはスタンスをワイド
ボールより自分が低い位置にいたらスタンスはコンパクトにして、構える際は左足にも体重を乗せ、傾斜に逆らって立つこと。
その逆に、ボールより自分自分が高い位置にいたら、スタンスはワイドにして、構える際は右足にも体重を乗せて、スクエアを意識しましょう。
まとめ
アイアンが苦手なのでウッドとユーティリティでなんとかしたい。
そんな女子ゴルファーも多いのではないでしょうか。
でもピンに絡むショットは、高く上がってピタッと止まるアイアンから生まれる場合がほとんど。
今一度クラブが活躍できるセッティングを考えて、ご紹介した基本をおさらいし、憧れのアイアンショットを手に入れてゴルフをさらに楽しみましょう。