レディースのシャフトは今の女性には物足りないかもしれない



その他

ゴルフクラブではシャフトの硬さが選べます。
ところが男性用は種類があるのに、女性用は相変わらず「L」が中心のようです。

遅めのスイングスピードに合わせたシャフト、細めのグリップのレディース用のクラブ。
購入するときに迷わないようにと配慮されているようですね。
昔とは女性の体力も変わってきているので、今でもそのスペックが良いのかどうか、考えていきます。
 PHOTO:アスリスタゴルフ

女性用のシャフトはLやAが普通?

ゴルフクラブのシャフトには硬さによって表示がありますね。
柔らかい順にL・A・R・S・Xが主なスペックです。
男性用でよく耳にするRとSの間にSRもあります。

【レディースのシャフトの硬さはL】
レディース用のシャフトといえばLが思い浮かびますね。
Ladiesの意味のLで、明らかに女性用です。

そしてそれよりも硬いAも女性用とされています。

【シャフトの硬さAもレディース用?】
シャフトのAはAverageが元で「平均」なので、本来ならゴルファー全体の平均の意味です。
それなのに女性用としているのは、登場したシャフトの順番が関係しているようです。

R(Regular)、S(Stiff)、X(Extra)というフレックスが登場した後にLが生まれました。
やはりそれだけでは物足りないということでAが開発されたようです。
既にレギュラーのRはあるので、それと近いスペックだからアベレージのAだったのかもしれませんね。
このことからRとAの差が微妙になり、ターゲットが重なるという現象が起きました。

そこでシャフトの目安がわかるように、ヘッドスピードとの兼ね合いの適合表が作られることになりました。

【ヘッドスピードとシャフトの硬さ】
ヘッドスピードだけではシャフトは決められませんが、調べるとその目安がありますね。
一部ご紹介します。

・ Lシャフトが28~34m/s
・ Aシャフトは32~36m/s
・ Rシャフトで38~40m/s
・ SRシャフトで40~43m/s

一般男性のヘッドスピードの平均は40m/sと言われています。
Aシャフトはおよそ男性のシニアクラスになります。
ただ、シニアでもドライバーで250ヤード超える方もいるので、シニアだからスイングが遅いのでAシャフト、とは一概に言えないです。

またゴルフを始めたばかりでは本来のヘッドスピードはわかりませんよね。
スポーツ経験があって体格が良ければ、目安より固めを選ぶと良さそうです。

物足りないのがレディース用のシャフト!?

【変化した女子プロゴルファーの求めるシャフト】
例えば女子プロゴルファーの場合、多くはゆったりとしたスイングで、一般男性ほどのヘッドスピードです。
それでも、飛距離のアベレージや20ヤードほどオーバーの250ヤードなのです。

昔の女子プロゴルファーは大きなスイングで飛距離を狙っていました。
しかし最近は体に巻き付くようなボディーターンで、インパクトで頭を右に残すようなフォームが一般的になりました。

そのようなことから、柔らかいシャフトのしなりで飛ばした時代ではなくなり、シャフトには硬さが求められるようになったのです。

【女性ゴルファーがこれから選ぶシャフト】
最近の女子プロゴルファーの、しなりよりも硬さを活かしたスイングは参考になります。
そうなると、レディースであってもシャフトの硬さがRやSRもしくはSを選んで、ヘッドのコントロールをしていく方が良いかもしれません。

これから目指すスタイルは人それぞれですが、ある程度思い通りのスイングが出来るようになったら、リストターンを使うフラットな横振りのスイングを狙うことになります。

そうなると、いわゆるレディース用よりも硬さのあるシャフトを選ぶことになりますね!

まとめ

女性ゴルファーがクラブを選ぶ時、今までのようにシャフトの硬さを「L」というレディース用に絞る必要はなくなりましたね。
男性と同じように自分のスイングに合ったものを選べば良さそうです。

最近では女性もスイングスタイルが変わってきています。
ヘッドスピードがわからなくても、自身の運動経験や体格で思ったより硬いシャフトが合うかもしれません。

女性でもRやSRを好んで使っても良いのではないでしょうか。

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