レディースのセッティングで悩むユーティリティはこうする
現在レディースのクラブセッティングに欠かせない存在のユーティリティ(UT)。
海外ではハイブリッドと呼ばれていて人気があります。
アイアンでは届かない距離のために組み込んでみたいと思っても、実際選ぶには迷ってしまいますよね。。
またフェアウェイウッド(FW)との違いも気になりますね。
知っておくとUTがもっと活躍する場面が増えるので、見ていきましょう!
ユーティリティの種類は
ユーティリティはウッドとアイアンそれぞれの「打ちにくさ」を解消してくれます
そのユーティリティ(UT)は形状の違いで、「ウッドタイプ」と「アイアンタイプ」に大別され、大きな性能の違いは弾道です。
その特徴をみていきましょう。
【ウッドタイプ】
・ 重心が深く奥行きがあるのでボールが上がりやすく高い弾道を生む
・ その形状はフェース面が大きくせり出しソールはウッドのよう
・ FWほどではないが重心が深く低いので、ミートのしずらさを軽減する
・ ユーティリティの代表的な形
【アイアンタイプ】
・ ウッドタイプに比べ深くない重心なので、前に飛び強う弾道が打ちやすい
・ アイアンより深い重心のため、アイアンよりもボールが上がる
・ フェースもネックの形状もアイアンに似ている
UTは100~140ヤードくらいを狙うクラブです。
その打ち方と求める弾道によって選ぶクラブが変わってきますね!
ウッドタイプがオススメになる場合は、ボールを楽にあげたい、レベルブローに打ちたい、アイアンが苦手などになります。
一方アイアンタイプがオススメになる場合は、強い弾道で打ちたい、ダウンブローで打ちたい、アイアンが得意などになります。
どう違う?FWとUTの特徴と打ち方
アイアンでは届かない距離を飛ばせるFWとUTには、それぞれ特徴と打ち方があるのでご紹介します。
【UTと比べたFWの特徴と打ち方】
・ UTよりも長くフェアウェイから遠くに飛ばせるようになっている
・ 大きいヘッドなので少しぐらいのミスに強く上がりやすい
・ ヘッドスピードをより上げられるようシャフトが大きくしなる
FWはドライバーと同様に「ウッド」のグループで、種類は3番ウッド(3W)、5番ウッド(5W)、7番ウッド(7W)の組み合わせがよく見られます。
球が上がりやすいFWですが、上げようと意識しすぎるとダフリやトップを招きます。
少し打ち込むような感じで、球を低く打とうとする方がしっかり上がります。
【FWと比べたUTの特徴】
・ ロングアイアンより長いがFWより短い
・ FWよりヘッドは小ぶりでウッドとアイアンの良いところを合わせたよう
・ アイアンに近いのでしなりすぎない
・ ラフなど打ちづらい場所からも打ちやすい
UTの一般的なロフトと長さは、22度39インチ、25度38.5インチ、28度38インチ、31度37.5インチがあります。
ただUTは新しいジャンルなので、メーカーによってロフト設定が違うことがあります。
UTの打ち方は、形状がアイアンに近いので、9番アイアンくらいのイメージで打つと楽に球が上がって方向性も安定します。
【セッティング例】
FWとUTは、自分のプレースタイルや得意クラブを基準に選んだり組み合わせます。
ドライバーが得意でより遠くに飛ばしたい場合はFWを中心に、アイアンの感覚でウッドのように飛ばしたいならUTを中心に選ぶとよいでしょう。
一例として、アイアンが7、8、9番、ウェッジがPW、AW、SWの3本と想定すると、ドライバーとパターの1本ずつと合わせ、全部で8本。
あと6本入れることができます。
フェアウェイウッド多めの場合は4W、7W、9W、28度UT。
ユーティリティ多めの場合は5W、22度UT、25度UT、28度UT。
その間のバランス型だとすると5W、7W、25度UT、28度UT。
それぞれの特徴をよく知ることで、自分に合うクラブを見つけてくださいね。
まとめ
アイアンでは届かない距離の助けになるフェアウェイウッドとユーティリティ。
どれが優れているかということより、自分のプレースタイルや得意なクラブによって選んだり組み合わせてみてください。
自分に合ったクラブセッティングができれば、スコアアップも間違いないですね!