ゴルフの集中を阻害する雑念に「擬人」と「擬音」がオススメ



プレー・クラブ

ゴルフのミスを大きく占めるのは集中力の欠如です。
その集中力を阻害するのが様々なノイズによる雑念です。

ノイズは風や傾斜、池越えなどの状況や、自分のスイングについて考えてしまうことなど。
プレーの集中に効果があるのが「擬人」と「擬音」です。
どのようなことなのか、ご紹介していきます!

雑念が消えて集中できる擬人と擬音

ゴルフのプレー中では、いろいろな「ノイズ」に遭遇しますよね。
ノイズと感じてしまうのは、言語や論理に支配される現実的な思考である、左脳優位の状態にあるからです。
対して右脳は感情やイメージを司る脳で、優位になると今に集中できるのです。

【左脳と右脳の違いを知る】
・ 左脳は思考型
・ 右脳はイメージ型

ゴルフでは、イメージ化が上手くできると上達が早まります。
だからといって右脳ばかりを使えということではないです。
残りの距離やクラブの選択、打ち方などの情報分析や作戦をたてるのは左脳の仕事。
ただその状態で打つとミスが起きやすいので、左脳の情報を右脳に移してイメージ化するのが理想です。
このイメージの世界が集中力アップとミスの回避につながります。

【ミスを防ぐには右脳優位に】
右脳優位の状態にして集中力を高めるには「擬人と擬音」がオススメです。
この方法は、いかに非現実的な世界に入り込めるかというものです。

スポーツ選手の例があります。
サッカーの三浦知良選手は、ミスキックの際に自身のスパイクに「痛い思いをさせてゴメン」と語りかけていたそうです。
これは擬人化です。
またミスタープロ野球の長嶋茂雄氏の指導では「腰をガッと入れてあとはバーンと打つ」などと言っていたそうで、これは擬音にあたりますね。

擬人と擬音のコツ

【擬人ゴルフのコツ】
簡単に言うと、擬人は道具に名前をつけることです。
通常のようにゴルフクラブを番手で呼ぶだけでは、飛距離以外の情報に興味がわかないかもしれません。

擬人化して興味をもっと持てれば、ショートアイアンはフェースが左を向きやすいのでボールが捕まりやすい、逆にクラブが長くなるとつかまりにくいが左には行きづらくなる、など飛距離以外の情報が知りたくなってくるかもしれません。
クラブの特徴が分かると対話ができて、ミスも減りスコアアップにつながります。

またヘッドカバーをキャラクターものにするのも愛着がわきますね。
タイガー・ウッズは虎のヘッドカバー、渋野日向子がピカチュウのヘッドカバーを装着したりしていますよね。

【擬音ゴルフのコツ】
擬音では、インパクト、クラブや体の動きなど全てを音にしてみましょう。
インパクトではパチンなのかスパーンなのか。
いろいろな音を探っていくと、自分に合った擬音がわかるようになります。
それに慣れるとヘッドの入れ方や強さまでイメージできるようになります。

インパクトを音で表現したら、次はクラブの動きや体の動きを擬音化します。
バーンと下ろすのか、ギュンと下ろすのか。
ダンと踏み込むのか、グリッと体を捻るのか。
スイングの間は数秒しかないので、自分の「これだ」という音を見つけましょう。

【音のイメージで弾道もイメージ】
音のイメージがわかったら、次は弾道イメージのビジュアル化です。
ボールの後方に立って擬音でイメージを膨らませます。

スッと上げてバーンなのかドーンなのか。
擬音によって打ち出す方向、高さ、スピード、曲がり具合などが見えてきます。
インパクトからボールがどうやって飛んで、どんな音で着地し転がるかをイメージしてみましょう。

弾道のビジュアル化は、ドライバーより距離が短いパットやアプローチから始めるのが落下地点がわかりやすいかもしれません。

まとめ

ゴルフで擬人や擬音を取り入れると、無意識に体が反応し、集中が保てます。
特に擬音化ができると、体とクラブが自然に動いてくれる感覚を得られます。

もちろん、できない技術は無理ですが、自分の持っている技術の範囲内で体が理想的に動いてくれるのです。
そして擬音による弾道のビジュアルができれば、パフォーマンスは飛躍的にあがるでしょう。
是非取り入れてみてください。

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