池があるときの考え方について



プレー・クラブ

池が好きな方というのはあまりいないでしょう。同じハザードでもバンカーであればコツをつかんでいる方はラフよりマシだという方もいるでしょうが、池は入れたら終わり。
ペナルティーになる上、ボールも無くなります。では池がある時にはどういった考え方があるでしょうか?今回は池があるホールの考え方について少し記していきたいと思います。

ショートホールの池

池が絡むことが一番多いのはショートホールでしょう。グリーンの手前だったりサイドに待ち構えています。
さて、こんな時にはどう考えるのが良いのでしょうか。
まず、距離的にある程度自信が持てるホールなのかどうかが重要です。筆者の場合150ヤード以内であれば、そこそこ打てるかなと思っていますのでそこを基準としています。

基準より距離が短い場合は、

・グリーンセンターを狙う。ただし風が池方向に吹いている場合はそれを考慮します。例えば池が左サイド、ピンも左サイド、風が右から左なんていうケースであればグリーンの右いっぱい、場合によってはさらに右を狙います。

・奥が安全なら大きめの番手
池はたいていグリーンの手前に配置されています。奥にこぼしても大きなトラブルが無い場合はオーバーしても良いので大きめの番手を選びます。
ただ、奥からのアプローチのライが悪いことが予想される場合は注意が必要。
たとえば奥からベアグラウンドに近いライで下りに向かってアプローチなんていうのはやりたくありません。ひとつ間違ってトップなんかしたら2打目で池に入ってしまいます。

次に基準より距離が長い場合ですが、

・自信が持てないので徹底的に池を避ける。基本的にはオンさせようと思わない。
180ヤードで池越えショートなんていうのは、筆者は自信がありません。この場合は池に入れないことを最優先に考え、2打目が打ちやすい場所を探します。一般的なアマチュア向けのコースで、白マークから180ヤードで池があればたいてい逆サイドは安全に作られていますので池の逆サイドを狙いましょう。それも危ない場合はなどは手前に刻むことを考えるのも有りでしょう。

いずれにせよ徹底的に安全を考えることです。バンカーと違って入れてしまったら良くてボギー、ダボやトリだって簡単にきます。パー3でのダブルボギー、トリプルボギーは精神的にダメージが大きいので、それだけは避けようと考えるべきでしょう。

パー4、パー5でグリーン周りが池

パー4ではあまり目にすることはありませんが、パー5でグリーン周りが池といケースは少なくありません。
飛ばす人にとっては2オンを狙うかどうか考えさせられる場面ですし、あまり飛ばない人でも2打目の番手選びには神経を使うところです。
狙うなら潔く狙うというのも良いでしょう。この場合は池に入れても仕方が無いと割り切る必要があります。
そうで無い場合は基本的に池まで届かない番手を選びましょう。刻むけどなるべくグリーンの近くに、なんて色気を出すのが一番良くありません。刻むと決めたら絶対に池に入れてはいけないのです。
ですのでどっちに曲がろうが打ち出しの方向が間違っていようが池に入らないクラブ、すなわち物理的に届かない番手を選ぶことが大切です。特に打ち下ろしの時などは思ったより距離が出てしまいますし冬場ですとランが出てしまう上にラフも枯れているのでコロコロと転がって池!ということもあるので慎重に選択する必要があります。

フェアウェイの左右が池

ティーショットでフェアウェイの左右に池があるときはプレッシャーがかかりますね。
そんな場面ではいくつか考え方があります。

・刻む
ドライバーを持って池に入れるのがいやならアイアンに持ち替えるという手もあります。200ヤードで池にはいるなら170ヤードくらいしか飛ばないアイアンやユーティリティーを持つという考え方です。しかし刻むところが平らなライで、2打目が池越えにならないかどうかなど見極める必要があります。ティーショットは刻んだものの2打目をミスして結局池に入れたなんていうのが一番残念ですから。

・池のほうに曲がるボールで攻める
これ逆だろう!という突っ込みもあるでしょうが、池のほうに曲がるボールで攻めるのがアマチュアの場合正解の場合もあります。右が池ならフェード、左ならドローです。
もちろん狙い目は池の逆サイドいっぱいのフェアウェイですが万が一曲がりが強くなってしまい池に入っても距離が稼げます。右が池のところをドローで攻めてドローがかからないとかなり手前の地点で赤杭を横切ることになりますのでドロップする地点がグリーンまで距離がある地点になってしまいます。フェードで池に入れるのに比べて場合によっては50ヤードくらい違うこともあります。ミスをしても傷が浅い方法を選ぶというのもひとつの考え方です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は主にマネジメントを中心にお話しました。必ずしも正解ではないかもしれませんが、とにかく絶対に安全な方法を考えるということが重要です。

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