シャフトの調子って?~自分に合ったシャフトの選び方~



プレー・クラブ

夏も中盤となりつつある8月は新製品の発表が次々と行われていきます!
1年ごとのモデルチェンジとなるシャフトはこの時期新製品の試打会が多く開催されています。
USTマミヤさんからはアッタスシリーズ9代目となるアッタスクール、FUJIKURAさんからはスピーダーエボリューション4。どの製品も気になりますが…

今回はキックポイントについての記事。いわゆるシャフトの調子について今回は記していきます。

調子(キックポイント)とは?

調子とは簡単言いますとシャフトのどの部分が一番しなるかを表したものになります。
調子は大きく分けて3種類。

先調子

中調子

元調子

の、3種類に分けることができます。

先調子であればシャフトの先端部分が良くしなるということになりますし、元調子であればシャフトの手元部分が良くしなるということになります。

この調子は球筋やつかまり具合に影響を及ぼす大事な要素となってきます。
それでは次にこの調子というのがどのように影響してくるのかを見ていきます。

調子ごとの特徴

ここから少し細かい話になりますが、調子が異なると球筋はどのように変化するのかを説明していきます。

先調子…シャフトの先端部分寄りがしなるシャフト。特徴としては球が上がりやすく、つかまりが良い。

中調子…シャフトの中間部がしなるバランスのとれたシャフト。最近のシャフトに多い。

元調子…シャフトの根元側がしなるシャフト。弾道が抑えられ、出玉が左に行きにくいシャフト。

全番手調子は揃えたほうが良いのか?

調子が異なってくると振り心地も異なってきます。トップからスイングにかけての切り返し時にしなりを感じる、特にカーボンシャフトのクラブはその様子が顕著に表れます。上手く言葉で表すのは難しいのですが、先調子のクラブと元調子のクラブではしなるポイントが異なるので、不快に感じる方がいるのも事実です。
調子は必ずそろえる必要はありません。
しかし、調子を揃え、振り感を揃えることで思わぬ恩恵を得らえる可能性があるのは事実です。

最新シャフト一覧

ここからは最新シャフトを紹介していきつつ、特徴をまとめていきます。

ATTAS COOOL

引用元 https://www.ustmamiya.jp/brand/attas_coool.html

ATTAS COOOLは9代目のATTASシリーズとなりますが、シリーズ史上最も先の走るシャフトとなっております。メーカー表記では先中調子となっておりますが、手元と先の剛性差が大きいため、しなりが大きくなっています。

TOUR AD IZ

引用元 http://www.alba.co.jp/gear/news/photo_detail/no=60153/ph=5

このシャフトはまだメーカー公式サイトでは詳細が発表されていませんが、事前に発表されている情報になりますが、調子は中調子でくせのないシャフトとなっているようです。前作のTPシャフトと、MPシャフトの中間のようなシャフトに仕上がっているとみております。
前作のTPシャフトよりも若干先端が柔らかくなっているため、前作のシャフトで球が上がりづらかった方にはおすすめのできるシャフトです。

ディアマナRF

引用元 http://golftaiken.nikkansports.com/2017/07/10060.html

三菱ケミカルから発売された新シャフト。先調子で統一されてきたディアマナの赤ですが、今回はそれほどつかまりすぎないシャフトに仕上がっているようです。しかし先調子傾向なのは変わらず、振ってみると走り感を感じることはできます。先調子のデメリッットである左にひっかけるような球が出るという特性を手元部分を柔らかくすることによってデメリットを解消しております。

スピーダーエヴォリューション4

引用元 http://www.alba.co.jp/gear/news/article/no=65055

スピーダーエボリューション4代目となるシャフトです。スピーダーエボリューションといえば初代が先中調子、2代目が手元調子、3代目が先中調子と交互に来ていたわけですが、今回のメーカー表記は中調子。となっておりますが、今回も手元がしっかりしているようです。先ほど紹介したディアマナRFはつかまりすぎないように手元部分を柔らかく仕上げておりましが、スピーダーエボリューション4はつかまりを強化しています。球が捕まらない方にはおすすめのできるシャフトです。

自分に合ったシャフトを捜すには?

最初に捜す方法はたくさんあります。まずは自分が今抱えている課題を思い浮かべてみましょう。球が上がらない、右に行ってしまう、飛距離が出ない。様々な課題を抱えていると思います。

その課題を解決するのを最優先にシャフト選びを行っていきましょう。あまり難しく考えずに、球が捕まらないのであれば先調子、球が捕まりすぎてしまうのであれば元調子。まずはここで選択肢を絞ってしまいましょう。シャフトはたくさん種類があるので、1本ずつ試打していくのは途方にくれます。

また、振り感で選んでいくのも一つの手段といえます。自分の球筋に合わせて、シャフトを選別した後、いくつかのシャフトを振ってみましょう。振り感というのは振り心地とも言えます。調子が同じでも振った感じはすべて異なってきます。人それぞれ心地よいシャフトがありますので、調子別にシャフトを選んだあとはじっくり試打をしてみましょう。

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