パターが上達する正確な芝目の読み方
自然を相手にスポーツをプレイするのが、ゴルフの醍醐味でもあります。カップにゴルフボールを入れる競技なだけに、パッティングはすごく重要です。上達するためには、正確に芝目を読むことができるかが、ポイントになってきます。
ゴルフ場で使用されている芝の種類に合わせたパッティング
全国にはいろんなゴルフ場がありますので、それぞれ使用している芝の種類が違います。芝の種類に合わせたパッティングが必要なので、芝の特徴を把握することが大切になってきます。ゴルフを趣味にしていて、園芸にも詳しい人は少ないですが、園芸の観点で芝の特性なども、理解しているといいかもしれません。
ゴルフ場で主に使用されている、芝の種類としては、ベント芝・高麗芝・野芝があります。ベント芝の特徴は、葉がしなやかな柔らかさで、細く密集して生えていることです。黄緑色に近いグリーンなので、美しい芝生の絨毯のように見え、使用しているゴルフ場は増えています。葉が柔らかいためか、芝目は弱めなので、摩擦による抵抗感が少なく、パッティングしますと、素直にゴルフボールが転がっていきます。
強めのパッティングをした場合は、高速でゴルフボールが転がりますので、腕の振りで調整するといいでしょう。大きく振れば高速に長く転がりますし、小さく振ればゆるやかに短く転がります。腕の振り幅と強弱が、おおよそ比例しているので、パッティングの感覚もつかみやすいです。
高麗芝の特徴は、葉は細く硬めなため、パッティングしますと摩擦力が大きいため、予測していたよりは、ゴルフボールが転がりません。なので、少し強めのパッティングが必要になってきます。色は黄緑よりはどちらかと言えば緑色で、冬になると枯れるため茶色になっています。ですが、短く刈ることで高麗芝の特徴を活かした、難易度が高いグリーンにしています。
転がりにくいことは、パッティングが苦手で何打も叩いてしまい、スコアを落としてばかりの人に、スコアアップに繋がる、パッティングになる可能性もあります。又、ついついパッティングに力が入ってしまい、ベント芝だと遠くへ転がりすぎるなどで困っている人には、高麗芝でのパッティングの方が、ちょうどいい感覚になるかもしれません。野芝は、ラフに使用されています。
芝目の順目と逆目を読んでパッティング
読むのが難しい芝目は、順目と逆目です。順目と言われている芝の状態は、自分の立ち位置に対して、芝目がカップ方向に倒れて生えている芝です。逆目と言われている芝の状態は、自分の立ち位置に対して、芝目がカップより自分側に倒れて生えている芝を言います。
順目でのパッティングは速く転がりますし、逆目ですと抵抗が強いため、思ったより転がりません。ですが、芝目は全部同じ方向に生えているわけではなく、右から左の方向へ生えていたり、逆に左から右の方向。真っ直ぐだけでなく、斜め方向に生えていたり様々です。
そのため、真っ直ぐ転がしたいと思っていても、実際はゴルフボールが斜めに転がってしまったなど、予測外の状況になる場合も少なくありません。芝の生えている方向を見て、抵抗が強いのか弱いのかを判断し、強めのパッティングがいいのか、弱めにしておくのか的確に判断できるかが、スコアアップに繋がるポイントになります。
まとめ
パターゴルフの練習場に行ったら、芝の生えている方向を、じっくり見てみましょう。抵抗力が強いか弱いか判断できたら、実際パターでゴルフボールを転がしてみて、予想通りの距離に止めることができたか、確認しながら練習してみて下さい。