アマチュアがパッティングラインを読むには
最近はセルフプレーのゴルフが主流で、多くの方がセルフでラウンドをなさっていることと思います。コースの各種の情報はカートに積まれているナビシステムであったり、GPSタイプのナビで見ることができます。またコース側もセルフプレイのゴルファーに配慮して、かなり細かな情報をホームページで公開するようになりましたから、事前の予習も可能です。しかしパッティングのラインだけは自分で読まなければなりません。ではアマチュアがラインを読むためのコツはどんなものがあるでしょうか。
初心者は傾斜だけを見る
グリーンの読み方、といった内容をネットで検索するといろいろな方法を見つけることができると思います。
しかし、経験の浅い初心者の方にはなかなか難しいのではないでしょうか。
そもそもグリーンにあがるまでにあれこれやらかしてしまって、他のプレイヤーがグリーン上で待っていたりすると、のんびりラインを読めるような雰囲気ではありません。
それでもネットに書いてあることを一生懸命思い出してラインを読んで打ったら2mも3mもカップから外れてしまったりすると、周りの視線が気になってしまいますね。
良くラインを読む時に芝目を読め、と書いてあります。
確かに目が向いている方向に向かってボールは切れていきますが、芝目を読むというのは、ある程度経験を積んでいないとなかなか難しいものです。
プロのように姿勢を低くしてじっと眺めてみてもわかるものではありません。
そこでオススメなのは、とりあえず傾斜だけは見ておく、という方法です。
いくら芝目があったとしても、物理の法則を無視してボールが低いところから高いところに向かって転がっていくようなことはありません。
もちろん切れ方の度合に影響はありますが、まずはグリーンがどっちに傾いているかを確認しましょう。
自分がグリーンにあがってしまうとわかりにくいことが多いので、とりあえずグリーンに乗せたら、グリーンがどっちに傾斜しているのかを大まかにでも確認しながらボールのところに近づいていくようにしましょう。
他のプレイヤーの転がりを確認する
もうひとつオススメなのは、他のプレイヤーが打ったボールの転がり方を見ておく方法です。
自分よりも先にパッティングする方がいれば一番いいですし、さらにその方が自分と同じ方向からのパッティングであれば情報の宝庫になります。
パッティング以外でもアプローチでのボールの転がり方や切れ方を見ればおおよそのグリーンの傾斜やスピードがわかります。
もちろん、いくら他の方のパッティングを見たいからといってパッティングする方に近づきすぎたり真後ろや真ん前のライン上に居るのはマナー違反になりますので、その点は十分に気を付けて下さい。
わからなければまっすぐ
とはいえ実際にゴルフ場にいくと一体全体どっちに傾斜しているのか良く分からないケースがあります。
そんな時は、もうまっすぐ打っちゃいましょう。だいたいパッティングというものは、ものすごいロングパットはともかくとして5mくらいのパッティングで左右に2mも3mも外れるなんてことは普通ありません。
ミスが大きくなるのは左右ではなく前後、つまり距離です。ラインが良く分からなければ曲りのことは忘れてとにかく距離を合わせる事に集中しましょう。
距離さえ合えば、そんなに大きなミスにはなりません。
まとめ
テレビでプロの試合を見ていると、姿勢を低くして真剣にラインを読んでいるシーンを目にしますね。
しかし、あれはプロだから読み切れるわけで月イチくらいでコースに行くアマチュアがそうそう読めるものではありません。
普段我々が行くゴルフ場は晴天が続いているような時は比較的平坦なところにピンが切ってあることが多いですので、あまりこまかいことは気にせずにプレイしたほうが、かえって良い結果になるかもしれません。