バンカーショット克服のコツは?
初心者の方が苦手にしているもののひとつが、バンカーでしょう。グリーンそばまで来たのに、そこから2打も3打も打ってしまったなんて経験はみなさんお持ちと思います。しかしバンカーショットは本当に難しいのでしょうか?
バンカーショットは難しいのか?
そんなことは当たり前!そう思われる方が多いと思います。
しかし、本当にバンカーショットは難しいのでしょうか?
中上級者の方の中にはグリーン周りでラフからアプローチさせられるよりも、バンカーのほうがはるかに易しいと言う方が多くいらっしゃいます。
つまり、打ち方さえわかってしまえラフのように草が噛む影響が計算しにくい場所よりは易しいとも言えるようです。
ではなぜ初心者の皆さんはバンカーが難しいのでしょうか?
それには大きく二つの理由があります。
・バンカーショットの正しい打ち方が身についていない
・そもそも練習する環境がない
では、次にそれぞれについて考えてみましょう。
なぜバンカーショットがうまくいかないのか
バンカーからどう打てば良いのか?苦手な皆さんは暗記できるくらいレッスン書などを読んでいることと思います。
しかしうまくいかないのはなぜでしょう?
多くの場合、経験不足から「大げさに」やりすぎてしまっている方が多いようです。
いくつか例を見てみましょう
・ダフり過ぎ
エクスプロージョンしなければならない、と考えて手前を打ちすぎてしまうとボールは飛びません。
・クラブが被る
なんとしても脱出したいとリキんでしまうと、どうしても右手が勝ってしまいます。そうなるとクラブが被り、うまくエクスプロージョンができません。
・過剰なアウトサイドイン
バンカーからの脱出方法のレッスンでは、フェースを開いてアウトサイドインに振る、とだいたい書かれています。意識するあまりアウトサイドインが過剰になりすぎてしまうとうまく脱出できません。初心者の方はそもそもアウトサイドインのスイングをしているので、殊更強調すると失敗してしまいます。
バンカーショットを克服するには
バンカーショットがうまくいかない一番の原因は、実は単純な練習不足にあると言っていいでしょう。
特に都心部などにお住まいですと、練習環境はほとんどありません。これでは事実上ぶっつけ本番になってしまうので、うまくなるのは難しいでしょう。
練習量を増やせれば一番良いのですが、そうもいかない場合はどうしたら良いでしょう。
・脱出専用のウエッジを使う
バンカーが苦手な方のために、バンカーからの脱出を最優先に考えたサンドウエッジが発売されています。ソールが広くバウンスも大きくロフトもついていますので、普通に打てば脱出できるように作られています。
フェアウェイではハネてしまって使いにくいので、フェアウエイからのアプローチするためのウエッジは別に用意したほうが良いでしょう。
・クラブを振る
バンカーショットの際に打ち込むことに神経が行き過ぎて、きちんとクラブを振れていない方が多くいらっしゃいます。脱出だけを考えるならある程度振り切ってしまうよう心がけましょう。
普通のサンドウエッジを使うのであれば、ほんの少しだけ開いてあとは普通に振ってみて下さい。バウンスが効いていればことさらエクスプロージョンを意識しなくてもボールに当たるより先に勝手にソールが砂に当たります。
また初心者の方は元々のスイングがアウトサイドインの方がほとんどですので、特にアウトサイドインを意識する必要もありません。
ほんの少しボールをいつもより左に置いて、あとは振り切る。
案外これだけで上手く出るものです。
まとめ
とはいえ、やはりある程度練習はしておきたいものです。
ゴルフ場にバンカー練習施設があるなら早めに到着して練習してからスタートするなどの工夫をしてみましょう。
休日に少し足を伸ばせばバンカー施設がある練習場も探せると思いますので、ドライブを兼て出かけてみるのも良いかもしれません。