キャディさんに八つ当たりしていませんか?
最近はセルフプレーが主体になってきたとはいえ、キャディさん付きでゴルフをすることもあるかと思います。キャディさんつきでゴルフをするときに、キャディさんに対するマナーがいまひとつな方もみかけます。今回はキャディさんに対するNG集のお話です。
距離計測器を使うなら
最近はセルフプレーが増えましたので距離計測器をお持ちの方も多いでしょう。セルフプレーの時は非常に便利なアイテムではあります。
一方キャディさん付きでのラウンドの場合は距離やハザードについてなど、コースを攻める上で注意すべきポイントはキャディさんが教えてくれます。
めちゃくちゃ感じ悪いのはキャディさんが距離を教えてくれているにも関わらず、あらためて距離計で計測して「数字が違うじゃないか」と食ってかかる人ですね。
確かにキャディさんによっては距離が曖昧な方がいるのも事実です。ベテランのキャディさんばかりとは限りませんし、キャディさんは基本的にゴルフ場の距離表示を元に残り距離を計算される方が多いので元となるゴルフ場の残り距離が間違っていたら当然キャディさんの言う距離も違ってきます。
それは確かにキャディさんにも非はあるかもしれませんが、それくらいはご愛敬。だいたい残り距離が5ヤード違ったからといって、それが問題になるゴルファーはどれくらいいるでしょうか?
少なくともハンデ3くらいにはなっていないとミスショットでの飛距離ロスのほうが大きいです。
最悪なのはキャディさんに距離を聞いてからあらためて距離計測器で測る方。なにかのテストのつもりでしょうか?
パッティングラインはあくまでもプレイヤーがメイン
コースでアマチュアが一番困るのはパッティングのライン読みでしょう。プロでもはじめてのコースでは芝目などを読み切るのはなかなか大変です。
しかしライン読みはあくまでもプレイヤーの責任。キャディさんはアドバイスをくれる人ですが、そのアドバイスを受け入れるも受け入れないもプレイヤーの責任です。
キャディさんは各ホールのおおよその目の流れを知っていますし、仕事で毎日ボールの流れ方を見ていますのでおおよそのラインは把握しています。
しかし、ゴルファーのクセまではわかりません。たとえば「カップひとつくらい左」といった場合、ちょうどカップの距離まで打ってひとつ左なのか少し強めに打ってひとつ左なのかでラインは違ってきます。初対面のゴルファー、しかも4人から次々とラインを訊かれるわけですからいちいちこの人は強めに打つ人だとか、さっきからジャストタッチだといった区別を期待するのは間違っています。
なかには2mのパットを1mオーバーさせておいてキャディさんに「そんなに曲がらないじゃないか」なんて言っている人もいますが、八つ当たりも良いところ。キャディさんは仕事ですから反論しませんが、きっと「そんなノーカンじゃいくら打っても入らないよ」なんて思っているかもしれませんよ。
まとめ
キャディさんは仕事で何百人というゴルファーを見てきているわけですから、その人の腕前などすぐに見抜いてしまいます。
おかしいな、とか今日は調子が、なんていう言い訳は聞き流しているものです。
ゴルフのミスはすべて自分の実力不足です。それをなにかのせい、ましてやキャディさんのせいにしているようでは上達はしませんし、ゴルファーとしてあってはならないことです。
1日のお付き合いになるわけですから、お互い気持ちよく過ごせるようにしたいものですね。