世界を驚かせた大谷翔平選手の飛ばしはゴルフでも参考になる!
二刀流での活躍だけでなく、特大ホームランを量産して世界を驚かせている大谷翔平選手。
彼のバットの振りを見るとゴルフに通じるものがたくさんありそうですね!
特に、どうしたらあんなに飛ばすことができるのか気になるところです。
解説していきますので見ていきましょう。
大谷翔平の飛距離を生むポイント
メジャーリーグで飛ばす大谷選手の打球を見て、まるでゴルフだなと思った方も多いのではないでしょうか。
大谷選手のスイングの特徴は「強いアッパー軌道」で6つの特徴が見られます。
どれもゴルフに通じるものです。
【体重移動の流れ】
体重は一瞬前に乗りますが、そのあと「ステイバック」
トップからダウンスイングに入る時、一瞬前足に踏み込んで体重移動をして、その後すぐに反り返るように後ろ脚に体重が戻ります。
インパクトでは頭はふくらはぎの真上くらいにあります。
【ひじのたたみ】
切り返しで後ろのひじを柔らかく畳むことで、インサイドアウト軌道に振り出していきます。
投手だからこその肩甲骨の可動域の広さがそれを可能にしています。
このひじのたたみは二刀流ならではですね。
【おしりを動かす】
頭の位置を後ろに残したままおしりを押し込めるのは、左サイドの強靭な背筋や下半身の筋力の賜物です。
筋力が弱いと体重を支えることができなくて、腰砕けの状態になってしまうことも。
おしりを動かすことで体重移動と回転が発生します。
【ひざの押し込み】
後ろ足の膝を前へ押し込むことで、おしりの押し込みをサポートして綺麗な「Cの字」を作っています。
以前は膝の押し込みが今ほどではなく、体を強く回転させて振るという感じではなかったのですが、より強くなりました。
【利き手リード】
大谷選手は利き手のリードでひじを曲げながら振り出しています。
これで体の開きを抑えつつヘッドのターンを遅らせ、インパクトゾーンが長く保てるのです。
【アッパー軌道】
アッパー軌道は重力に逆らう分速度は落ちますが、大谷選手は圧倒的な筋力と関節の可動域の広さでそれをカバー。
メジャー屈指の打球速度を実現しています。
ゴルフに取り入れたい大谷選手の動き
大谷選手のスイングを、私たちがゴルフでどう取り入れたらよいのでしょうか。
飛ばしの技の3つのポイントで見てみます。
【インパクトで斜めの軸】
インパクトで斜めの軸を作ると求心力を最大化できます。
そのやり方は、ダウンスイングで胸を右に向けつつ前傾を深くします。
胸を右に向けたまま前傾を深くしていくように切り返し、右腰が低くなるイメージで回転をスタート。
ここから腰を横回転、肩を立て回転させるイメージでスイングしていくことで自然な側屈が生じ「逆C」のインパクトが作れます。
【ひじを懐に入れて振り下ろす】
ひじを懐に入れて振り下ろすとインから下ろせます。
切り返し以降、体重移動と捻転ができていれば重力で自然とクラブが倒れてきます。
この時クラブが寝すぎるのを防ぐために、ひじを懐に入れる動きが必要です。
両腕を内施させるようにしぼりこみましょう。
【強くボールを押し込む】
大谷選手のように強くボールを押し込むとパワーが伝わります。
ゴルフでは、野球よりもタイミングを早くローテーションを始める必要があります。
インパクト付近から前腕を回しつつ腕を伸ばすことが大事。
大谷選手は、PGAツアーで飛ばし屋と呼ばれる選手のスイングに近いかもしれませんね。
まとめ
大リーグで大活躍している大谷選手のスイングはゴルフでも参考になります。
特に「インパクトでの斜めの軸」「ダウンスイングでのひじを懐に入れる動作」「インパクト以降にボールを押し強く押し込む動き」これらは特に注目です。
ちなみに打率の高いイチローは、軸を投手側に平行移動しています。
前側の足にずっと体重が乗って頭も前に移動してインパクトゾーンを長くするタイプ。
ヒット量産にはメリットがありますが、パワーの面では不利だったということです。
どちらも日本を代表する野球選手。
飛ばしに注目するなら、大谷選手のスイングの特徴を取り入れてみてくださいね。