ゴルフが上手くなるには体より賢く頭を使う「イメトレ」を
忙しい毎日の中でゴルフが上手くなるには、練習は少ない時間と球数で効率よく行いたいもの。
練習場でドライバーを何度も振ることは健康促進やストレス解消にはなりますが、今回体より頭を使うイメージトレーニング(イメトレ)に注目していきます。
参考にしてみてください。
練習は課題を持って取り組む
短時間の練習でもスコアを作れる状態にするために、スイングや球筋のチェックよりも頭を使った「イメージトレーニング」に注目。
そこでまずは、今日の練習のテーマを決めましょう。
【予習で次に行くコースを仮想プレー】
次回プレーするコースをイメージして練習をする。
フェアウェイやグリーンの広さや高さなどの特徴に合わせて練習をします。
例えばグリーンが狭くて小さいなら、ティーショットもセカンドショットも飛距離より方向性を上げる、グリーンを外した場合のアプローチをイメージした練習をするなどです。
初めてのコースでも、ネットなどでホール図や距離をチェックして予習しましょう。
【基礎的な練習で調子を取り戻すメンテナンス】
ゴルフで久々の練習や、ラウンドだけが続く、という時は、スイングをメンテナンスするための練習が必要になります。
特にゴルフ場に行くことが続いている人は、ラウンド時の状況によってスイングやアドレスに無意識のズレが生じている場合が多いのです。
向きの確認やハーフスイングなどの基礎的な練習で、ニュートラルな状態へ戻していきましょう。
【ミスした状況を思い出して復習】
前回のラウンドを反省する練習をします。
「どのような状況でミスをしたか」を思い出してイメトレをしましょう。
ミスをした時の、クラブの番手や狙った距離、ライや景色、ピンの位置までイメージします。
すると自分がミスしやすい状況や弱点が見つかり、何を強化するのかも明確に見えてきます。
【上手くできなくても無駄にならない新技習得】
今まで打てなかった新しい技をマスターする練習。
重要なのは「上手くできなくても落ち込まない、諦めない」こと。
たとえマスターできなくても、創意工夫から新発見や新感覚が得られるのが新技習得の利点。
それによってゴルフの幅が広がるので、これもテーマにしてみましょう。
「練習では上手くいくのに」をなくす
よくあるのが、練習場では上手くいくのにコースでは全く駄目だったりすること。
それをなくすのにもイメトレが効果的です。
【コースをイメージしてターゲットを絞る】
練習場であってもコースをイメージすることが大事です。
その際、ホールの目標方向の景色やターゲットをリアルにイメージします。
その想像した景色まっすぐに打つだけでなく、ホールを左右に分けて、サイドどちらかを狙ってボールを落とす練習もオススメ。
苦手なホールを想定するなら、逆サイドに打つだけではなく、番手を替える、球筋を変えるなど様々な対処法を試してみましょう。
【プラマイ5ヤードの打ち分けはマスト】
コースでフルショットの距離が残る時は何回あるでしょうか。
時には一度もなく、数ヤード短い、長い距離ばかりですよね。
ぴったりの距離の練習ばかりではなく、プラマイ5ヤード位の「ちょっと飛ばす」「ちょっと飛ばさない」練習は常にしておきましょう。
【高低、左右の得意不得意チェック】
コースで曲げて打つなんて二の次とも思えますが、窮地に立つと、弾道を抑えたり、曲げて打とうとしたりということがあります。
球筋をコントロールするシーンは必ず訪れるので、練習に組み込みたいですね。
色々打ってみると高く上げるのは得意でフックは苦手、などが判明します。
得意なショットを積極的に使って上手にスコアメイクを。
まとめ
効率よくゴルフを上達させるには「イメトレ」が大事。
イメトレを行うには練習場で、その日のテーマを決めること。
日頃から「予習」「復習」をテーマに練習するゴルファーは多いですが「メンテナンス」「新技習得」をテーマにする日を設けることで、ゴルフ全体に深みと広がりが出るでしょう。
テーマに沿ってコースをイメージしたトレーニングを是非行ってみてください。