ゴルフのショットがなぜコースと練習場では変わってしまうのか
ゴルフを始めると最初のスコア目標は100ぎりです。すべてのホールがボギーでも100をきることはできるのですが、これがなかなかの難関です。OBをしたり、3パットするとあっという間にダブルボギーやトリプルボギーになります。
ただやみくもにゴルフをプレーするよりも、明確な目標を決めて練習していった方が成長は早いでしょう。今日のラウンドを振り返って、どこを修正すれば100をきることができるのか、次への課題点も見えてきます。
そしてその課題を克服するためにゴルフの練習場に通うことになるのですが、ここで問題に直面します。練習では上手にショットできるのに、なぜか本番のラウンドではミスショットが出てしまうという問題です。
ゴルフの練習場での環境
ゴルフが上手になりたくて練習場に週2回通う人もいます。そしてドライバーやロングアイアンのショットの練習に励むわけですが、練習でナイスショットの回数が増えたからといって、それがそのままコースでのスコアアップにつながるわけではありません。
本番のコースとの大きな違いは、練習場では同じクラブを何度も使用できるという点です。同じクラブを何度も振っていればナイスショットも出てくるでしょう。さらにマットが敷いてあるのでダフリがないこともあげられます。さらに常にフラットの状態でスイングができます。
本番のコースでここまでスイングしやすい環境が整っていることはまずありません。ですから練習場はスイング軌道のチェックや、アプローチやパターの距離感合せと割り切った方がいいでしょう。
ゴルフのコースでの環境
本番のコースではやはりライが違います。足場も違いますし、フラットな状態でスイングできることは稀です。打ち上げや打ち下ろしのコースも多いでしょうから、目線も変わってきます。
本番のコースで良いスコアを出すためには、本番のコースでのラウンドをできる限り多くこなしていくことが大切になります。忙しくて練習場には数多く行くけど、実際のコースに出るのが月に1回ではなかなか状態は難しいといえます。
そこをカバーするためには、練習場から1球1球を本番だと思って大切にスイングする意識が必要です。10球打って5球ナイスショットになったからと喜んでいてはいけません。プレッシャーのかかる本番のコースでは、残りの5球のミスショットの方が出やすいからです。10球打って10球ナイスショットができるように練習しましょう。それができるようになれば確実に本番のコースでもショットは安定してきます。