<成田ヒルズカントリークラブ>飽きることのない美しくタフなコース
成田空港の近くにあり、都心からのアクセスは抜群です。その割には飛行機の音もほとんどなく、航空機の姿も見えず、むしろ閑静と言えるほどです。ここの特徴は、まずはピート・ダイの設計による戦略性の高さでしょう。そして満面の水をたたえた池が、景観を美しくし、コースをエキサイティングにする効果的なアクセントになっていることです。
概要
成田ヒルズカントリークラブの概要は次のとおりです。
・住所: 〒270-1506 千葉県印旛郡栄町龍角寺1236-3.
・アクセス: 東関東自動車道の成田インターより 10キロ
・設計者:ピート・ダイ
・全長:7113ヤード(ホワイト6205ヤード、レッド4740ヤード)
・開場日:平成3年07月20日
ピート・ダイは近代ゴルフで最も影響を与えたゴルフコース設計家の一人です。鬼才、奇才、巨匠などと呼ばれた彼が、その円熟期にこの成田ヒルズCCのコース設計を手がけました。美しい景観や戦略性の高さが特徴です。利用した人の声を聞いても、難しいという人と、面白かったという人が半々ぐらいです。後者の面白い、という感想は、攻略しがいがあって面白いという意味合いのようです。高い戦略性のあるコースであることがわかります。
コース改修
このコースには、フルバックティー(黒ティー)があります。一年間クローズして改修したときに、増築したそうです。そのため全長は現在、7113ヤード。一番短いレッドの4740ヤードと比べると、距離にかなりの開きがあります。改修のポイントとして、上級者からビギナー、女性まで楽しめるコースという点があったそうです。距離だけでなく、レディース・レギュラーティーから打つプレーヤーには更に易しく、しかも素直なコースになっているそうです。ということは、ティーの色の選び方が、コース攻略の鍵にもなりそうです。
名物ホールは9番
不規則な形の池があり、ときどき川なのかと思うほどです。長い橋が架かっている箇所では、水面を走る抜ける風に吹かれてカートで進んでいくと、まるで船に乗っている気分になります。9番ホールは池越えが二回もあります。一打目で途中の島に載せて、そこからもう一度ピンめがけて打ちます。チャレンジングな気分で臨めるこのホールには、確かに何度ラウンドしても飽きることのない面白さを感じるでしょう。
施設
240ヤードの練習場に加え、アプローチ練習場やバンカー練習場もあります。メンバー専用にはなるのですが、屋内の練習場まであります。大勢の人を招くことができる宴会場やコンペルームなど、施設は立派で、ゆったりと洗練されています。
広々としたクラブハウスのロビーにも、白いソファセットがいくつも置かれたラウンジの上にも、きらきらのシャンデリアが輝き、その奥に広がる大きな窓いっぱいにコースが見渡せます。ホールアウト後は、今日は面白かったと自然に思えるコースです。日常を離れた上質の時間を過ごすために何度も訪れたくなることでしょう。