はじめてのスループレー
日本ではコースを回るとき9ホールで昼食休憩をはさんでプレーするのが普通です。
しかし実はこれは世界的には珍しいラウンドスタイルです。
また日本でも北海道ではスループレーを採用していますが、その他の地域ではハーフ終了時点で休憩をはさみます。
しかし最近18ホールを通してプレーするスループレーが増えてきており、関東でも茨城県のワンウェイゴルフクラブのようにスループレー専門のゴルフ場もできています。
今後増えていきそうなスルーラウンドですが、今回ははじめてスルーで回るときの注意やスループレーのメリット、デメリットなどを考えてみたいと思います。
スループレーのための事前準備
さて、はじめてスルーでプレーする場合にどんな準備をしておけば良いのでしょうか。基本的には休憩をはさむラウンドを同じ事、つまりゴルフをするわけですがスループレーの場合準備しておいたほうが良いものもあります。
・飲食物
まず思いつくのは、口に入れるものでしょう。食事休憩がありませんので途中でお腹がすくこともあります。9ホールづつのラウンドの時でもお昼は軽めという方ですとあまり途中でなにかを食べようとは思わないかもしれませんが、普段朝食を摂らないタイプの方ですと夕方までなにも食べないことになりかねませんので、簡単に口に入れられるものをキャディバッグにしのばせておくと良いでしょう。
また、水分の補給は注意しておかなければいけません。特に気温が高い時期は常に水分を補給しながらラウンドする必要があります。途中で売店があるとはいえ冷房の効いた室内にもほとんど入れませんし、進行が遅れていると売店にすら立ち寄れません。飲物は余裕をもって持っていくようにしましょう。
・ボール
普段から余裕をもって持っていっているとしても、ハーフで買い足すことができませんからいつもよりさらに1個2個余分をもっておくと安心です。
・トイレ
18ホールのスループレーですと順調にいっても4時間半くらい、少し前が詰まると5時間以上かかります。トイレはしっかりすませておきましょう。
スループレーのメリット
スループレーのメリットはなんといっても早く帰れることでしょう。早朝スルーですと午前中にはラウンドが終わりますので、午後の時間を自由に使えます。休憩をはさむゴルフでは、どうしても1日がつぶれてしまいますので時間を有効に使うことができます。
また、ワンウェイゴルフクラブのようにスループレー専門のゴルフ場ですと午後のスタートもあります。朝早いのが苦手な方はゆっくりとスタートできますし11時、12時にスタートしても夕方には終わります。普段朝が遅めの方でゴルフの日だけ5時6時に起きるのはしんどい方などにはありがたいスタート設定です。
スループレーのデメリット
一方、昼食時間が無いということは一緒にゴルフに行った人とゆっくり話をする時間が無いということでもあります。
たとえば、接待絡みなどでは困ることもあるでしょう。またコンペなどになると自分の組以外の方とはほとんど顔もあわせることなく1日が終わってしまうということになります。(終了後にパーティーがあれば別ですが)それはそれで都合が悪いこともあるでしょう。
まとめ
本来ゴルフといえば18ホールをスルーでプレーするものです。ゴルフのことだけを考えるのであればスルーのメリットはとても大きいのではないかと思います。
一方日本のゴルフは接待や社交の場として使われていたという側面もありますので、そのような使い方には向いていないかもしれません。
いずれにせよ選択肢があるというのは大変良いことではないでしょうか。ゴルフを純粋に手軽に楽しむにはスループレーはおすすめです。