はじめてのキャディ付きゴルフ
今のゴルフはセルフプレーが多く、ゴルフをはじめてからずっとセルフプレーで回っているという方も少なくないのではないでしょうか。キャディさんがいてもいなくてもゴルフはゴルフですが、はじめてキャディさんが付いてのラウンドとなると、どう接していいのかわからない方もいるでしょう。今回はそんな方のためにキャディさんとの接し方などキャディ付きゴルフについてお話ししてみます。
キャディさんの仕事
そもそもキャディさんはなにをしてくれるのでしょうか?テレビで見るプロのトーナメントは1人ずつキャディさんがついていますので、なんでもしてくれていそうですがアマチュアのラウンドではもちろんそんなことはありません。ではだいたいキャディさんがやってくれることをあげてみましょう。
・クラブの確認
プレイヤーが持ってきたクラブをコースに置き忘れることなく全部持って帰れるように管理してくれます。ですので、朝イチスタートの前には必ずキャディーさんが4人全員のクラブの本数を確認します。特に14本入れてない場合、本数は必ず念を押されます。
ラウンド終了後はキャディさんとプレイヤーで本数を確認して置き忘れがないかをチェックします。
・コースの情報を教えてくれる
ティーグランドでざっくりとしたコースの情報を教えてくれます。「左OBです」とか「右バンカーまで220ヤードです」といった感じです。そのほか知りたいことがあれば訊けば教えてくれます。でも明らかにそのレベルではないのに右バンカー何ヤードで超える?とか訊くのはテレビの見過ぎです。
・目土をしてくれる
フェアウェイでショットをしたあとの目土は通常キャディさんがやってくれます。キャディ付きのラウンドの場合、目土袋などは持っていかなくて大丈夫です。
・ボールの行方を追って曲げたら探してくれる
特にティーショットの場合は全員分を見てくれています。キャディさんは毎日ボールを追っていますのでだいたいどのあたりに落ちたのかわかりますが、曲げたらなんでもキャディさん任せにせず自分でもしっかり確認してください。
またボール探しはあくまでもプレイヤーの責任でキャディさんは「手伝ってくれている」だけです。ボールが見つからないからといってキャディさんにあたったり、とんでもない崖下にあるボールを拾いに行かせたりすることは絶対に止めてください。
・グリーン上でボールを拭いてくれる
グリーンに乗ったボールを拭いてくれます。バンカーから乗せた時などはプレイヤーがバンカーを均している間にマークして拭いておいてくれたりもします。ラインは訊けば教えてくれます。
プレイヤーのタブー
キャディ付きのラウンドを経験していないと、なんでもかんでもキャディさんがやってくれるものと思っていたりする人もいます。キャディさんは4人のアマチュアを相手にしていますので、そうそうなんでもできるわけではありません。そこでよくある勘違いをあげてみます。
・バンカーは自分で均す
フェアウェイの目土はしてくれますがバンカーは自分で均してください。進行が遅いときはキャディさんが「均しておきます」と言ってくれることもありますが基本はプレイヤーが均します。
・クラブは多めに
フェアウェイではキャディさんがクラブを持ってきてくれますが絶対にカートまで往復させてはいけません。セルフの時のように必要となるかもしれないものを伝えてください。また場合によっては自分で持っていきましょう。
・距離もラインも自分の責任
ハウスキャディさんはプロの試合のキャディのようにコース中を歩測してメモしているわけではありませんから多少距離が狂うこともあります。またパッティングラインを間違えることもあります。それをキャディさんのせいにして八つ当たりすることは絶対にやめましょう。最終的な判断はあくまでもプレイヤーの責任です。
まとめ
キャディさんは4人のアマチュアプレイヤーを1日カバーしなくてはなりません。必要以上にキャディさんに負担をかけずに謙虚な態度で接するように心がけましょう。