世界におけるゴルフの歴史を知ろう



ゴルフライフ

最初は遊びで始めたゴルフが、本格的なスポーツとして発展してきた歴史は、勉強すると面白い印象を受け、考え深いものがあります。子供の頃誰でも行うような遊びが、高額賞金をかけた競技に発展した、ゴルフの歴史を紐解きます。

ゴルフがスポーツとして発展していったのはスコットランド

自然の中に作られている、野うさぎの巣穴に、小石を入れて遊んでいたのが、ゴルフの発祥と言われています。ゴルフがスポーツとして、本格的に発展していったのは1457年頃で、貴族達がゴルフに夢中になっているので、弓道の練習がおろそかになると、ゴルフ禁止令を出したほど、ゴルフがスポーツとして定着していきました。

1750年頃には、スコットランドの首都「エジンバラ」と、ゴルフ発祥の地と言われている「セント・アンドルーズ」に、ゴルフクラブが設立されました。又、イギリスの植民地が拡大していったため、いろんな国にスコットランド人が移住して、ゴルフが盛んに行われるようになっていきました。1860年になりますと、世界初のゴルフ選手権大会「全英オープン」が開催されました。

ゴルフはスコットランド人だけのスポーツで、他の国の参加者はまだありませんでした。1880年代になりますと、ゴルフが爆発的な大ブームになり、ゴルフ場の建設が増えていき、イギリスとイギリス以外の国でも、ゴルフ競技がブームになっていきました。

1890年代には、アメリカでもゴルフがブームになり、ゴルフスポーツとして定着していきました。現在ではゴルフ場が1番多いのは、アメリカ合衆国で約15,000ほどゴルフコースがあります。Golfという名称の発祥は、スコットランドの方言「gowf(打つ)」が元になっていると言われています。

スコットランド人より伝わって拡大したアメリカゴルフ

アメリカに伝わったゴルフは、アメリカ人にも人気があるスポーツとして発展。1888年にはスコットランドより、クラブやゴルフボールを輸入して、セントアンドリュースGCのメンバーが、4ホールのゴルフコースでプレイしました。

アメリカでゴルフを1番始めにプレイしたのは、アーノルド・パーマーです。1894年には、全米ゴルフ協会が発足しました。1895年になると、「全米オープン」が開催され、アメリカ合衆国においても、ゴルフが爆発的なブームになっていきました。

全米ゴルフ協会のメンバーでもある、チャールズ・マクドナルドはスコットランドに留学し、本場のしっかり設計されているゴルフコースを勉強し、シカゴゴルフクラブのコースを設計しました。アメリカにも本格的なゴルフコースが、いくつも誕生しました。アメリカのゴルフコースは、綺麗な造形的美しさも、特徴になっています。

20世紀に入って、ボビー・ジョーンズやジャック・ニクラウスなどの、ゴルフ選手の活躍により、アメリカゴルフ界は大きく発展していきました。大活躍するスーパースター級の、ゴルフ選手の登場で、アメリカでは現在もゴルフは人気があるスポーツになっています。現在も強い選手を、生み出し続けている大人気のスポーツとして、定着しています。

「全米オープン」は、世界最高額のゴルフトーナメントとして、現在も開催されています。アメリカのゴルフコースは、ニュージャージー州にある「パインバレーゴルフクラブ」や、カリフォルニア州にある「サイプレスポイントクラブ」など、ランキングトップのゴルフコースが充実しています。

まとめ

ゴルフを世界中に広めていったのはスコットランド人で、イギリスの最北端にあるスコットランドがゴルフ発祥の歴史がある国です。

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