ゴルフで怪我をしやすいのはどこの部分?その予防法を考える
スポーツの中でも、ゴルフは年齢を重ねてもできるというイメージがありますね!
体に負担も少なく怪我もしづらい印象があります。
テニスやサッカーなどのようにダッシュしたり、バスケットボールのように人とぶつかるスポーツではないですが、実はゴルフで怪我や故障はよくあることです。
どのような怪我があるのか、予防法も考えます。
ゴルフではどのような怪我や故障がある?
初心者かベテランかによっても怪我や故障は違いますが、大まかにどのような怪我が多いのか例をあげてみます。
【手のひらのマメ】
ゴルフを始めた方ならどなたも経験する、手のひらや指のマメ。
グリップの握り方に慣れていない状態で練習を重ねると、柔らかかった手のひらにマメができて、つぶれてしまうことも。
深刻な怪我ではありませんがとても痛いですよね!
【肘や手首】
肘や手首は初心者からベテランまで痛めやすい部位です。
特に初心者の場合、ボールが当たる衝撃に慣れていないところでダフってしまうと、肘や手首に負担がかかります。
そのまま続けると炎症を引き起こすこともありますね。
ベテランの方だとテニス肘や野球肘のように「ゴルフ肘」となる危険があります。
【首から腰までの痛み】
前傾姿勢を保って体を捻るゴルフでは、首から腰への負担がかかりやすいです。
特に痛めやすいのが、動きが多く要となる腰で、酷い場合はぎっくり腰や椎間板ヘルニアを引き起こすことも。
【膝や足首も】
肘や手首ほどでないにしろ、膝や足首も要注意です。
スイングで膝をキープする場面でしっかり支えられていないと膝下に負担がかかることも。
【肋骨にヒビ】
意外ですが、頑張って練習するあまり肋骨にヒビが入ることもあります。
繰り返し体を回転する動きによるのですが、筋肉痛ではないかと放置したり、レントゲンを撮っても骨折ではないので診断が難しかったりします。
ヒビが入ることもある、と認識しておく必要がありますね。
怪我や故障の予防と対処はどうする
【練習前とラウンド前の準備運動は入念に】
怪我をしないために、準備運動、特にストレッチはとても大切です。
ラウンドなどの朝早いゴルフでは、体が温まっていないと怪我をするばかりか良いスコアも生まれませんね。
ちょっとしたことですが、ゴルフの前にストレッチで体をほぐすのを習慣にしてください。
首から背中、腰、腕や手首足首、そしてアキレス腱などを特にほぐしておきましょう。
そしてラウンドの途中でも体が固まらないよう意識してほぐすようにしてみてください。
【日頃のストレッチと休息】
ゴルフは体の回転を使う動きをするので、体が柔らかいに超したことはありません。
怪我をしづらいですし、プレーの動きに幅が出ます。
一方体が硬いと回転の動きがやりづらく負荷がかかり、筋を痛めてしまいます。
日頃の生活の中でストレッチを取り入れて、体を少しでも柔らかく、可動域を広げるようにしましょう。
そして過度の練習やラウンドによって体を壊さないように適度に休息を入れましょう。
スコアアップのための練習はたくさんしたいところですが、練習と体のメンテナンスのバランスをとることで怪我のリスクを減らせます。
【無理をしないで病院へ】
入念なストレッチと休息を取り入れても、ゴルフ経験が長くなるとある程度の故障が避けられずつきものになってしまいますね。
もしラウンド後、違和感や痛みを感じた場合はためらわず病院に行くようにしましょう。
様子を見すぎると、症状が慢性化して故障とずっと付き合うことになることも。
スポーツ専門の外来などもあるので、あらかじめ調べておくと安心です。
まとめ
ゴルフで怪我を防ぐには、ストレッチがとても有効です。
ゴルフは他のスポーツと比べて、上達するのにある程度の経験を積まなければなりません。
そのため、練習が過度になったりラウンドを重ねて経験を積もうと頑張ってしまいます。
一歩足をとめて、練習とボディメンテナンスのバランスを上手くするよう努めてみてください。
そして違和感があればすぐ病院に足を運ぶようにしてくださいね。