危険が多いゴルフ場のピンチを回避するための基礎知識はこれ
楽しいはずなのに、思いのほか危険なことが潜んでいるゴルフ場。
ゴルフは自然の中でプレーするので色々なことがあって、ときには人工物が凶器になることもありますよね。
もしもの時のために対処法を覚えておくと安心です。
そこでゴルファーのための危機回避術をご紹介していきます。
突然遭遇する危険な自然現象
日常生活で直接的にあまり出遭わない危険な自然現象も、ゴルフ場ではよくあることです。
【雷接近はこう避難する】
ゴルフ場でいちばん危険なのは雷です。
「これくらいなら」と思ってしまう場面がありますが、これらは全て大丈夫ではありませんね。
・ 音がまだ遠くから聞えるから大丈夫
・ 姿勢を低くすれば大丈夫
・ カートの中なら車と一緒で大丈夫
・ 大きな木の下に隠れれば大丈夫
・ クラブやアクセサリーを体から離せば大丈夫
雷が鳴ったら、基本はすぐにプレーを中断して、コースの指示に従って茶店や避雷小屋などの建物に入ることです。
緊急時にはバンカーやくぼみで姿勢を低くして雷が過ぎるのを待ちましょう。
【クラブで撃退厳禁な動物たち】
プレー中に遭うかもしれない動物と言えば、想像できるのはクマ、イノシシ、毒ヘビ、スズメバチあたりですね。
もしもの時にクラブを振り回すなどは厳禁で、そっと離れるに限ります。
もし逃げられず襲われそうになった、もしくは襲われた場合は
・ クマ相手には、うつぶせになり顔と心臓を守り首を手で覆ってダメージを最小限に抑える
・ イノシシ相手には、木やフェンスの上など少しでも高いところへ逃げる
・ 毒ヘビに噛まれたら腫れたところより胴に近い部分をタオルで縛り、心臓より高い位置に保ってすぐに病院で血清による処置を受ける
・ スズメバチに刺されたら、直ちにその場を離れ傷口を流水でよく洗い手で毒液を絞り出すようにして、ショック症状があるなら救急車を呼ぶ
ちなみに危険な動物がいた場合、ルールに従って回避することができます。
その危険な動物で定義されているのは、毒へび、刺すハチ、ワニ、ヒアリ、クマです。
コースに潜んでいる危険な状況
年齢を重ねても楽しめるゴルフというのは、それ自体は安全なスポーツですね。
それでもゴルフ場には危険があって、自分が加害者になることもあると知っておきましょう。
【打球やカートによる事故】
もしセルフで打球事故が起きたらすぐにマスター室へ連絡しましょう。
救急車の誘導などすぐ行ってくれます。
前の組に打ち込んでボールを当ててしまった場合、場合によっては裁判でかなり高額の賠償命令が出るということも。
また飛んできたボールが自分に当たっても、注意不足も問われる場合があるので、その場合ゴルフ場を含めた話し合いになります。
【水難や熱中症】
池はゴルフ場でとても危険な場所なので、無理をしてボールを探すなどしないように。
もし足を滑らせたなら慌てず仰向けに浮いて助けを待ちます。
同伴者が受難した場合は、池に落ちた場合一人で救助しようとせずにすぐ助けを呼びましょう。
またラウンド中に熱中症や脱水症にいつの間にかなっていることもあるので、水分補給だけは欠かさないように。
同伴者の熱中症についても、水分補給や木陰で休ませるのはもちろんですが、すぐコースに連絡して救急車を手配してもらいましょう。
【クラブハウスで】
コースで何事もなくても、ゴルフ場を出るまでまだピンチとなる場面があります。
・ 精算時にカードがエラーになってしまう
・ 貴重品ボックスが開かない
・ ロッカーキーの紛失
このような場面ではフロントに相談すれば何らかの形で対処をしてくれます。
ただロッカーキーの紛失では規約で料金を請求されることもあるので、最後まで気を緩めないようにしましょう!
まとめ
ゴルフ場で様々な危険があると思うと、ラウンドするにも尻込みしてしまうかもしれませんね。
常に危険がある、ということではないので、万が一のためと思って知っておきましょう。
ゴルフで危険なことに遭遇した場合、どの場面で「自分ですぐ動くべき」なのか「自己判断してはいけない」のかをわかっておいて安全なゴルフを楽しみましょう!