ゴルフクラブの種類と呼び方についてあらためて見てみよう!



ゴルフライフ

ゴルフコースでは14本までゴルフクラブを持ち運ぶことができます。
クラブの1本1本は顔も長さも様々ですね。

その中で、例えば1番長いものは1番ウッドで「ドライバー」と呼び、他にもそれぞれ違った呼び名が存在します。
あらためてクラブの種類と呼び名を見てみましょう!

ゴルフクラブの種類から見た呼び名

まずゴルフのラウンドで使用するクラブの種類を見てみましょう。

【ウッド】
今ではヘッドの素材がいろいろありますが、元来パーシモンという木材を使用していたことから「ウッド」と呼ばれるようになりました。

ウッドの中でも長いものから1W(1番ウッド)、2W、3W、4W、5Wと種類があり、他にも7W、9W、11Wがあります。
多くの方は1W、3W、5Wというセッティングをしているようですね。
女性の場合だと7W以降もロングアイアンよりも使い勝手のよさを感じられるのではないでしょうか。

【ユーティリティ】
ウッドとアイアンの中間の性能を持つクラブである「ユーティリティ」。
「ハイブリッド」「レスキュー」などとも呼ばれます。
ウッドやロングアイアンよりも扱いやすいと感じることから「役に立つ」クラブという呼び名がついていますね。

【アイアン】
アイアンとは鉄という意味があります。
ウッドがパーシモンのヘッドだったのに対し、アイアンはボールを当てる部分が鉄だったためそう呼ばれるようになりました。
アイアンは1番から9番まで存在しますが、1~4番のロングアイアンはウッドやユーティリティに取って代わられているので、あまり使用しなくなりました。
セットでは5~9番のアイアンが主流ですね。

【ウェッジ】
「くさび形のもの」を指すウェッジ。
ピッチング、アプローチ、サンド、ロブなどと呼ばれ、それぞれにバリエーションがあります。
多くの方が2~3本のウェッジをキャディバッグに入れているようですね。

【パター】
パターにも由来があります。
ゴルフ発祥のスコットランドの言葉で「置く」に由来するようです。

それぞれに付いていたクラブの呼び名

ゴルフクラブには種類がいくつかありますが、更に細かく呼び名がつけられていました。
現在その名を使われているのはごく一部ですが、興味深くもありますので、ご紹介していきます。

【昔からあるクラブの呼び名】
・ 1W ドライバー Driver
・ 2W ブラッシー Brashie
・ 3W スプーン Spoon
・ 4W バフィー Baffy
・ 5W クリーク Cleek
・ 1I ドライビング Dribing Iron
・ 2I ミッドアイアン Mid Iron
・ 3I ミッドマッシー Mid Mashie
・ 4I マッシーアイアン Mashie Iron
・ 5I マッシー Mashie
・ 6I スペードマッシー Spade Mshie
・ 7I マッシーニブリック Mashie Niblic
・ 8I ロフター Lofter
・ 9I ニブリック Niblic

地域や年代によっても呼び名は違うケースもあったようなので、これが全てではないですね。

この中で現実的に使う言葉は1番ウッドのドライバー、3番ウッドのスプーン、5番ウッドのクリークまででしょうか。
アイアンのことは今では「7番アイアン」などと呼ぶのが一般的なので、特に覚えなくても大丈夫です。
しかしひとつひとつに名前があるのは興味深いことですよね!

【クラブの呼び名に意味はある】
全てではないですが、それらのクラブの呼び名の意味も残っています。

・ 1Wドライバーは「運ぶ、打ち込む」
・ 2Wブラッシーは「真鍮という意味のbrassが転じたもの」
・ 3Wスプーンは「食器のスプーンから」
・ 4Wバフィーは「地面をたたくbuffが変化したもの」
・ 5Wクリークは「鍋用のカギに似ているということから、カギをかける際の音Clickが由来」
・ 5Iマッシーは「こん棒、ビリヤードでキューを通常より立てるマッセ、洒落男を表すマッシャーの説」
・ 6Iスペードマッシーは「鋤のことで土を耕すという意味」
・ 9Iニブリックは「その形状から、つぶれた鼻」

以上のようにその形や用途から呼び名がつけられていたようですね。

まとめ

ゴルフクラブの種類を知ることはゴルフの歴史に触れることでもあります。
ただ、その呼び名まで全部覚える必要はなさそうです。

それでも、ひとつひとつのクラブに呼び名があることは、役割を感じられておもしろいですよね。ゴルフへの興味も更に深まりそうです。

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