女子プロゴルファーのルーティーンはアマチュアの良いお手本
練習場では良いのにゴルフコースに出ると全然ダメになる。
そのような悩みを抱えるアマチュアゴルファーは多いですよね。
解決には一定のルーティーンを取り入れることです。
そこで女子プロゴルファーを参考にした、ナイスショットを引き出すルーティーンをご紹介します!
お手本になる女子プロのルーティーン
ショットの前のルーティーンで大切なことは、毎回同じ秒数行い「止まらないこと」です。
女子プロを見ると、目的を持って準備段階と本番段階の2つのパートをしっかり作っています。
【ルーティーンの目的】
ショット前のルーティーンの目的は主に3つあります。
・ セットアップを一定にする
・ スイングのリズムを一定にする
・ メンタルを整える
ルーティーンは一連の流れで行いますが、ティアップしてから素振りなどを行う準備段階と、アドレスに向かう本番段階があって、流れの中でも明確に分ける必要があります。
そこで参考までに女子プロが2020年日本女子オープンにおいて、それぞれの段階に何秒かけたのか見ていきます。
【原英莉花プロ】
原プロといえば男子顔負けの飛距離で知られていますね。
飛ばし屋ならではで打ち出す方向をシビアに見ています。
準備段階に15.32秒を使い、本番段階では効き目を使って目標を確認し方向性を重視して、本番段階に11.73秒かけてトータル27.05秒です。
【小祝さくらプロ】
流れるようなリズムの小祝プロ。
準備段階ではボールの真横で素振りをして15.23秒。
本番段階では7.83秒で、流れるようなリズムで無意識にイメージ通りに打てる形に。
トータルは23.06秒です。
【古江彩佳プロ】
古江プロはぱっと見た感じではリズム良くルーティンしているようですが、確認作業をしっかりしています。
準備段階に17.22秒、本番段階では12.20秒で右手でクラブを持って入りタイミングを確認しています。
トータルで29.42秒です。
自分のルーティーンを作り置き
プロを参考にしながら、ショットの前のルーティーンを自分用に作り置きしましょう。
そのポイントを見ていきます。
【準備段階】
アマチュアは準備段階になってから打つ場所や弾道をイメージしたり、注意点を考えながら素振りをする人が多いです。
対してプロや上級者はそれらを全て決めてから準備段階に入ります。
・ ティアップする
・ 2、3歩下がる
・ 目標を向く
・ 素振りは2回まで
・ 目標を確認する
ティアップした後は、飛球線の後方に2、3歩下がってその場で素振りをします。
ボールの横に移動して素振をすると、目標確認でまた後方に戻るので無駄な動きが発生します。
後方で素振りをすることで流れがスムーズになるので、リラックスし集中もできます。
素振りの回数は多すぎると力みに繋がるので2回まで。
サイド後方から目標を確認したら準備段階は完了です。
【本番段階】
本番段階では、上体を開きながら右足をセットするのがポイントです。
上体を開くことで目標方向への視野が広くなり、方向を確認しながら入れます。
逆に上体を閉じていると目標方向へ背を向けてしまい、正しい方向にアドレスしづらくなります。
・ 軸を意識して右足をセット
・ ボール位置を見て左足をセット
・ 右足のみ広げてアドレス完成
ボールから飛距離線と直角のラインをイメージします。
右足をラインに沿ってセットすることで体の軸が決まります。
右足から入ることでボールから垂直に引いたラインが意識でき軸をイメージできます。
次にボール位置を見て、左足をイメージしたラインの左側にセットしましょう。
左足を置くことで、ボールに対して真っ直ぐな軸が作れます。
そして左足はセットした位置から動かさずに、右足だけを開いてスタンスを決めます。
これでアドレスの完成です。
足をバタバタして軸がズレる人は、軸を意識するのを忘れずに。
まとめ
ルーティンは十人十色ですが、プロの行動は参考になります。
真似をしたら必ず上手くいくわけではないですが、取り入れたいポイントは見つかります。
悩みやすい人は、迷う余地を与えない青木瀬令奈プロ、重心を保ちたい人は吉本ひかるプロなどが参考になるかもしれませんね。
取り入れたいポイントを見つけてみてくださいね!