ゴルフをやる「目的」を見失っていませんか?
ゴルフをはじめたら誰しもうまくなりたいと思うものです。
それは当たり前のことなのですが、前のめりになりすぎてしまってかえって苦しくなってしまっている人もいるようです。
自分はどのようにゴルフを楽しみたいのか?ゴルフをやる目的を今一度考えてみませんか。
ゴルフの楽しみ方は人それぞれ
ゴルフをはじめると、最初は本当にうまく打てなくて悔しいものです。最初の目標はだいたい100切りで、それに向けて練習を重ねていくのはみな同じです。
この段階では基本的なスイングがまったくできておらず、まずはクラブを振ることボールを捕まえることを覚えなくてはなりません。
ゴルフの場合はある程度ボールが打てるようにならないと、そもそもコースに出ることができませんし、まったく当たらないと1日中走り回っているだけで面白くありませんから、最低限ここまでの練習は誰でもやらなくてはならないことでしょう。
しかし、そこから先の楽しみ方は人それぞれではないかと思います。
例えば筆者は若い時に、一時期ゴルフ漬けになっていた時期があります。
年齢的も30そこそこで身体の無理も効きましたし、訳があり時間の自由があったので1年365日のうち少なくとも300日はボールを打っていたと思います。
家の近所の練習場で1000円で打ち放題打たせてもらっていましたし、車で30分くらいでコースに行くこともできました。
今のように動画もなければ、自分のスイングを録画する手段もほとんどありませんでしたが、それでもこれだけ打っていれば誰だって70台が出ます。
しかし、その後筆者はある理由で15年ほどゴルフから離れることになりクラブもまったく触っていません。
シニア入り一歩手前でゴルフを再開したら身体がまるっきり動きません。練習場には行けても週2回で、さらに無理をすると身体がすぐに痛くなります。
当然若いころのようなスコアは望むべくもありませんし、できていたはずのことがまったくできなくなっています。
ずっとクラブを握り続けてだんだんと年齢的に衰えてきた、というのではなく15年クラブを握っていなかったので頭の中は以前のままですからギャップは物凄いものがありました。
しかし、ゴルフそのものがつまらなくなったと思ったことはありません。
自分のペースで楽しむことが大切
筆者が平均スコアが80台から90台に落ちて、たまに100を叩くようになってもゴルフが楽しいのは目指すことが変わったためでしょう。
若いころはシングルになるつもりで練習を積んでいましたが、今はそんなことは考えていません。それだけの練習量は取れませんし、頻繁にコースに出る時間もありません。今は余暇を楽しむゴルフに徹しています。
当然普段の練習も、スイングを根本的に矯正したりする練習はしていません。それでも十分楽しい時間を過ごすことができます。
誰でもシングルを目指せるわけではない
社会人が仕事の合間にやるゴルフでは当然限界があります。シングルや競技アマを目指そうと思ったら仕事を投げうって練習しなくてはなりません。
一般のアマチュアがそんなことができません。でしたら、いきなりGGスイングを会得しようとしたり280ヤード飛ばそうとしたりする必要はないはずです。
週2回の練習ではうまくならない、などと考える必要はありません。だったら週2回でできることはなにかを考えて楽しめば十分です。
できる範囲で精一杯できることをして楽しめば十分。その範囲は当然人によって違ってきます。
まとめ
とかくゴルフはうまい人が偉い!といった風潮があります。競技に出るのであれば話は別ですが、そうでなければ自分のペースで上達して楽しめば良いのです。
本来ハンデキャップというのはそのためにあるものであって、ゴルファーの格付けのためにあるわけではありません。多少スコアが悪くても自分のゴルフが好きでいなければ楽しくありません。アマチュアはとにかくゴルフを楽しみましょう。