ゴルフでギックリ腰の原因はスマホ首によるものかもしれない



ゴルフライフ

ゴルフをしてギックリ腰になってしまった。
その原因はスイングが悪かったり急に腰をひねったから?腹筋や背筋が弱いから?意外なことにそれらではなく「スマホ首」に原因があるといいます。
その一方実はゴルフは腰痛予防に有効なのです。それらについてご紹介していきます。

頭が前に出るスマホ首とギックリ腰の関係

意外にも頭が前に出てしまうスマホ首になることが、腰痛を引き起こしています。

【スマホ首】
ギックリ腰はある日突然やってくるものではないです。
長時間のスマホ操作やデスクワークなどで下を向く姿勢をとる人はすでにギックリ腰予備軍。
真っ直ぐ前を向いて立った時に、耳の位置が肩より前に出ていたら「スマホ首」ほぼ確定です。
それによるギックリ腰の3段階の経過は次のとおり。

【1段階:原因】
スマホ首は頭が前に出ることが原因となります。

・ スマホの見過ぎやデスクワーク
・ 下を向く前ががみの姿勢

これらで本来の首のカーブが失われてしまいます。

【2段階:蓄積】
日常的に椎間板を潰していると、椎間板の負担が蓄積されてコンディションが悪くなります。

・ 首が前に出て腰が曲がり椎間板が潰される
・ 思い頭を支えるため筋肉が緊張しトリガーポイント(痛みの引きがね点)ができる

いつギックリ腰を発症しても不思議ではない状況となっています。

【3段階:発症】
ゴルフ、大掃除、くしゃみなど前屈みの動作が最後の引きがねとなります。
前かがみの姿勢をよくゴルフが、たまたま最後の引きがねとなることがあるのです。

知っておきたい腰痛の予防法

ギックリ腰を予防するには、特に丸まった腰を伸ばして首を立てることです。

【普段の動作】
何気なく行う普段の動作で次のことを意識してみましょう。

・ 椅子から足を引いてから立ち上がる
・ 顔を洗う時は股関節から前傾する
・ くしゃみをするときは壁に向かって

立ち上がる時は椅子に浅く座り直して、足を体の下に入れるように引きます。
次に顔全体を天井に向けてから、上に向かって体が持ち上がるように立ちましょう。
前屈みのまま立つと椎間板を潰してしまいます。

また、顔を洗う時はアドレスの手順を思い出して股関節から上体を倒します。
倒す時は前の鏡を見て、倒し終えたら顔を下に向けます。
体を戻すときは逆の順番で。

そしてくしゃみは下を向いてするのは厳禁。
前屈みの姿勢に下向きの力が加わって首と腰の椎間板を痛めるからです。
壁に手をついて顔を上げ、壁に向かってくしゃみを。

【ゴルフのNG動作】
ゴルフではティアップ、ラインを読む、ボールをマークする、拾うなど前屈みがつきもの。
これらは椎間板を潰す姿勢なので、膝と股関節を使って腰を落とすようにしましょう。

また長時間の前屈みの姿勢となるパター練習も椎間板にダメージを与えます。
体を鍛えているプロが行う連続パターの真似をしないで、できれば1球ごとに股関節から上体を前傾させましょう。

【ゴルフのGOOD動作】
良い動作は、しっかりフィニッシュで椎間板を広げること。
ゴルフスイングは前傾姿勢のキープが大事といわれますが、フィニッシュでは上体を起こして最後まで振り切りましょう。
フィニッシュで逆Cの形になり腰が反ると、潰されていた椎間板が広がり、一回振るごとに椎間板に栄養が補充されます。

そしてリズミカルに歩いて椎間板を活性化。
歩行による振動は椎間板に良い刺激を与え、椎間板を修復する効果があります。
歩行時は、腰が伸びて良い姿勢を保てるため、ゴルフは腰痛やギックリ腰予防に最適です。
カートに乗りっぱなしではなくリズミカルに歩きましょう。

まとめ

スマホ首はギックリ腰の原因になることがあります。
スマホ操作やデスクワークで前傾姿勢が続くと、首と腰に負担がかかり、ギックリ腰を引き起こすリスクが高まるというもの。
リスクが高まったところでゴルフの際にたまたまギックリ腰になるということもありますが、ゴルフは適切に行えば腰痛予防に効果的です。
フィニッシュでの上体の起こしやリズミカルな歩行が椎間板を活性化し、腰痛を予防します。普段の生活でも、腰を曲げずに股関節から動かすことを心掛けましょう!

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