雨の日のラウンドに対応するポイントは?



マナー・ルール

ゴルフは自然を相手にするスポーツなので、雨の日救済のゴルフルールがあります。自分で雨の日用のスィングを工夫したり、レイングッズを上手く活用するなどして、晴れの日と同じぐらい良い状態で、ラウンドできるといいでしょう。

カジュアル ウォーター (casual water) の救済ルール

カジュアル ウォーターとは雨の日に、コースにできる一時的な水溜りです。分かりやすく例えるなら、数時間だけ小さな池ができた状態です。最初は雨が降っていなくても、ラウンドしている最中に、雨が激しくなって水溜りができても、ラウンドを中止することが出来ません。ですがプレイヤーの人は困るため、カジュアル ウォーター (casual water) の救済ルールが適用されます。又、水溜りの他に雪と氷も対象になります。霜と露は、対象外になります。

コース場の救済箇所は、3箇所あります。グリーンとハザード以外の場所である「スルー・ザ・グリーン」は、カジュアル ウォーターに対して、近い外のニアレスポイントより、1クラブの範囲内にボールをドロップすることができます。「バンカー内」では、ニアレスポイントがバンカー内になりますので、状況によっては打つのが難しいかもしれません。

「グリーン上」は、パッティングライン上のカップに近寄らず、カジュアル ウォーターの外の、ニアレスポイントにゴルフボールをドロップできます。3箇所は全て無罰が適用され、ゴルフボールをタオルなどで拭いた後、ドロップしても大丈夫です。雨が大量に降り続いていると、ゴルフボールを拭いても無駄になってしまいますが、雨が上がっても水溜りがまだある場合は、タオルなどで拭いた方が滑らなくて、ショットに影響を与えないでしょう。

スコアが悪くなるのを最小限にする方法

雨の日はどうしてもスコアが落ちてしまいますが、なるべく最小限に抑えるプレイをして、対応する必要があります。最もスコアを悪くする原因としては、雨が降っているためゴルフボールが上手くショットできず、飛距離が稼げないことです。原因としてはボールの回転が落ちますので、いつも使用している番手より、1つ上以上の番手に持ち変えて、ショットするようにします。

クラブは雨でしっかり握ることができず、滑ってしまいます。ゴルフグローブを使用している場合、雨で濡れますと滑りやすくなりますので、グリップと素手をタオルで拭いた方が、きちんと掴めてショットはいつもに近い、自分のフォームでスィングができますし、ミスショットを減らす効果もあります。又、晴れている日と比べますと、地面をソールで叩いてダフるプレイが多くなり、スコアは落ちますしクラブも汚れます。

インパクトは緩やかにを意識して、バックスイングが鋭角にならないようにし、雨が気になっても丁寧にショットしましょう。パターなども傘がさせないため、雨に濡れるのが気になり、ショットを早くしたいと考えてしまいますが、雑すぎるプレイはスコアを落とす原因になります。レイングッズなどで雨対策をして、なるべくいつも通りのプレイができる状態に、自分で工夫してみるといいです。飛距離を出せる人なら、いつもよりクラブを短く握り、ハーフショットな感じでプレイしてみるのも、1つの雨対策方法になります。

まとめ

雨の日は動きにくいですし、髪の毛や服が濡れるなど気になって、思うようにスィングできません。雨が多い場合は、カジュアル ウォーターの救済ルールがありますし、ショットを工夫したりレイングッズで対応すれば、いつもより多少スコアが悪い状況に抑えられます。

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