ゴルフのラウンドでは黙々とプレーしないほうがうまくいく!



マナー・ルール

ゴルフでよいスコアを出したいなら、一緒にプレーする方とおしゃべりをした方が上手くいきます!
集中して黙々とプレーする方がよさそうですが、残念ながら眉間にしわ寄せても集中は難しく、スコアにもつながりません。

これらは自律神経に関わるもので、どのようなことなのか見ていきましょう。

ラウンド中おしゃべりした方が集中できる

ゴルフでは黙々とプレーするのが正しくて、おしゃべりなんてマナー的にもスコア的にもNGのような気がします。
ところが、黙っているよりおしゃべりをした方がよいことがいくつかあります。

【黙ってプレーするとどうなる】
・ 前の組の進度が気になる
・ 同伴者のプレーやショットが気になる
・ 気持ちの切り替えが難しい

黙ってプレーをすると、集中できるどころか逆に他が気になって仕方がなくなります。
性格にもよりますが、自分だけでなく周りがきっちりとしていないことが気になってしまうのです。

【同伴者とおしゃべりして回るとよいこと】
・ いったんゴルフ以外のことに身をおけるので気持ちの切り替えができる
・ 前の組が遅いなどは気にならない
・ 自分の番がきたら余計な情報なくスッとショットに入れる

同伴者とおしゃべりしているときはムッツリすることはなく笑顔になります。
すると口角が上がるので、眉間にしわを寄せるより思い通りのショットが出そうですね!

【良いスコアは自律神経が関わっている】
黙ってプレーするより同伴者とおしゃべりをした方がよいスコアが出るのは、自律神経が関わってきます。
普通に考えると、ゴルフでは交感神経が優位の方がナイスショットが出そうな気もします。
優位な状態は、心拍数が高くて血管が細く収縮しすぐ動き出せる状態です。
人間がまだ野生動物だったころ、遭遇した敵とすぐ戦えたり逃げ出したりできるように備わった動物本能です。

ところが交感神経が優位な状態が続くと、筋肉が緊張し力が入りやすくなってミスショットを招いてしまいます。
そこで副交感神経とのバランスを取ることが大切になるのです。

おしゃべりをすると左脳が活性化して話題に集中するので、余計なことを考えなくなります。
リラックスし副交感神経が優位になって、前の組のプレーや自分のミスショットのことが気にならなくなります。
それで自分の番で余計な情報が入らずにショットに入れるのです。

これは「周りを見ていない」「同伴者のボールまでよく見ていない」とも受け取れるので、あくまで自分がよいスコアを出すには眉間にしわを寄せるよりもおしゃべりをしていた方がよいということです。

ラウンド中のおしゃべりは気をつけながら

さて「おしゃべりがよい」からいつも話をしましょうというわけではありません。

【おしゃべりで気をつけること】
・ 誰かがアドレスに入った時は静かに見守る
・ ひそひそ話は他の方に悪い印象を持たれることがあるのでしない
・ 大声で話したり大笑いしない

また、黙って集中したいタイプの方ももちろんいるので同伴者にもよりますね。
簡単に言えば「ショット以外の場面で普通の声で積極的に口角を上げて話す」ということでしょうか。
そうすると、自分の番が回ってきた時に交感神経のバランスがちょうど取れてよいショットができます。

【プロのラウンドでもよく見かけるおしゃべり】
プロの試合の中継などを思い出してください。
彼らが意外とキャディと雑談をしているのを目にしますよね!
内容までは分かりませんが、雑談の効果を知っていて気持ちを切り替えるために会話を積極的にしているのでしょう。

まとめ

ゴルフのラウンド中のおしゃべりは交感神経のバランスを整えます。
周りを見渡してみるとゴルフの上手な人は適度におしゃべりをしているようです。

誰かがショットに入る時にはおしゃべりを控える、明らかに他の人の迷惑になるおしゃべりはしない、などマナーを忘れないことは必須です。
ただ18ホール回る長い時間、早く終わらないかなあと退屈に思うより、せっかくなら、もう終わりか!と思えるように楽しくおしゃべりしながらプレーをしたいものですね。

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