ゴルフボールをドロップする際の守るべきルールは?
カート道にゴルフボールが入ってしまう、ゴルフボールの目の前に障害物があるなどの理由で救済措置を行うことができます。救済する時は、ルールに従って、適切にゴルフボールをドロップしなければいけません。
もしも、守れなければ、ドロップをやり直す必要があります。しかし、初心者だとゴルフボールをドロップするのにどんなルールがあるのかわかりませんよね。
そこで、今回はゴルフボールをドロップする際に守るべきルールを紹介していきます。
ゴルフボールをドロップする際のルールとは?
救済という形で、ゴルフボールをドロップする場合、
・ドロップできるのはアイアン1本分の範囲のみ
・カート道に入った際は、グリーンに近い方から出す
・手をまっすぐ伸ばし、公平に落とす
・ドロップした結果、完全な救済になるようにする
の4点のルールを必ず守らなければいけません。紳士のスポーツである以上、たとえ急いでいても面倒くさがらずやりましょう。今度は、各ルールの詳細を説明していきます。
ドロップできるのはアイアン1本分の範囲のみ
ゴルフボールをドロップする位置はどこでもいいわけではありません。障害物やカート道から、大体アイアン1本分ぐらいの位置にドロップします。その際、グリーンにも意図的に近づくようにしてはいけません。あくまで、フェアにドロップしましょう。
私の場合は、ゴルフボールをドロップする際、持っているアイアンを倒しておき、その範囲内でゴルフボールをドロップするようにしていました。的確な距離がわからない時は、このようにドロップするのもオススメです。
カート道に入った際は、コースに近い方から出す
カート道にゴルフボールが入った時も、打てないので救済処置が必要になっていきます。その際、カート道を縦に2つに分け、コースに近い方へゴルフボールをドロップしましょう。ゴルフボールが右側寄りなのに、左側のコースへドロップしてはいけません。
右側寄りだけど、右は急斜面やOBなど、どうしてもできない理由がある場合は、打ちやすい方へドロップしても大丈夫です。有利に働く方ではなく、フェアになるようにドロップする位置は決めましょう。
手をまっすぐ伸ばし、公平に落とす
ゴルフボールをドロップする際は、手をまっすぐ伸ばして落とすようにしましょう。放り投げてしまうと、ゴルフボールがあらぬ方向に行ってしまったり、グリーンに近づいてしまいやすいなど、公平さに欠けます。そのため、手をまっすぐに伸ばして、ドロップするようにしましょう。
その際、たとえゴルフボールがグリーンに近づいてしまったとしても、公平にドロップした結果なので、やり直す必要はありません。
ドロップした結果、完全な救済になるようにする
ドロップは、上記で説明したようにフェアになるように意識をします。そのため、ゴルフボールがどの方向へ跳ねるのかなどはコントロールできません。その結果、カート道に戻ってしまう場合や、障害物とまたカブってしまうなどの事態が起こる可能性があります。そうなると、せっかく救済処置をしたのに意味がありません。
なので、そんな時はドロップをやり直すことができます。その際、ゴルフボールが移動した地点でドロップするのではなく、元の位置からやり直すようにしましょう。そして、ショットを打つのに問題がない地点にドロップできる位置になれば、救済処理は終わりです。
障害物で打つのが難しい時はゴルフボールをドロップしよう
以上がゴルフボールをドロップする際の守るべきルールです。どのルールも、救済という特別な処置の中で、いかにフェアにするかがポイントとなっています。
自分で好きなところへ動かせる分、ちょっとしたズルもし易いです。しかし、ゴルフは紳士のスポーツ。しっかり公平性を保つためにも、ルールを守りゴルフボールをドロップしましょう。