お金も時間も節約!自宅練習法



ゴルフスクール・練習場

一説にはシングルになるには10万発の球を打て、などと言われたりします。
途方もない数ですが、仮に半分の5万発の練習をするにしてもどれくらいの時間とお金がかかるでしょう?
単純に1回の練習で150発打ったとして、実に333回!
練習に必要なお金も、都心部の練習場のように1球20円くらいと仮定すると実に100万円のお金がかかってしまいます。
これは大変!
とはいえ、うまくなるためには練習は欠かせません。そこで今回はお金も時間も節約できる自宅練習法をいくつかご紹介してみたいと思います。

基本中の基本!素振り

初心者の練習でもっとも重要なのは、「正しいスイングを作る」こと、これに尽きます。
たまに勘違いをされている方がいらっしゃいますが、ボールに当たるようになることは二の次です。
少し乱暴な言い方になりますが、ボールは数打てば必ず当たるようになります。
ですので、初心者の時に当たる当たらないを必要以上に気にする必要はないともいえます。
最初に正しいスイングを身に着ける練習を積んでおかないとボールに当たるようになってから、曲がったり飛ばなかったりしてしまいます。
逆に最初にスイング作りに時間をかけておけば、ボールに当たるようになってから一気に上達することも珍しくありません。
スイングを作るのに一番効果的なのは、なんといっても素振りです。
庭などがあればクラブで素振りができますが、マンションなどではそうもいきません。
その場合のおすすめですが

・タオルで素振り
タオルの片側をしばって重さを付けてヘッドに見立てます。タイミングがうまく合わないときちんと振れません。

・室内用の素振り練習器
ゴルフショップやインターネットでいろいろな素振り用の練習器が売っています。
いろいろ工夫があってそれぞれ特徴がありますが、あまり細かいことには拘らなくても良いでしょう。要は自宅のスペースで十分に振れる長さであることが大事ですので、その点だけチェックしましょう。

・シャドースイング
まったくなにも持たずにシャドースイングするのも良い練習になります。
手に何ももたずにアドレスして、アドレスの体勢のまま頭の前、おでこの辺りを壁につけてシャドースイングします。フルスイングする必要はありません。
この練習をすると、例えばトップで頭が上がったり、ダウンスイングで頭が沈み込んでしまうような癖があるとすぐにわかります。
あんまり勢いよくスイングすると、頭が擦れて痛いのでほどほどに。

最近はスマホで簡単に動画が撮影出来ます。素振りをする際には自分のスイングを動画で撮影して、あとから見てみましょう。欠点が意外なほどよくわかることがあります。

アプローチショット

次にお部屋でできるアプローチショット編です。
まず準備です。下が絨毯であればそのままボールを打つことができますが、高価な絨毯なんかですと、ちょっとボールを打つのは憚られます。そんなときは人工芝のマットを1枚買ってくれば良いでしょう。
次にボールの落下点に座布団を何枚か置いておきます。家でできるのはせいぜい数ヤードの距離になりますがこれがなかなか良い練習になります。
ポイントは
・きちんと芯に当たっているか
・ボールの高さは揃っているか
・ボールのスピンは一定か
といったところです。
最初はなかなかうまくいかないでしょうが、この練習でうまく打てるようになると距離の長いアプローチも自信をもって打つことができるようになってきます。
マットや絨毯でうまく打てるようになったら、ボールの下を座布団にする、という手もあります。座布団の上から打つとソールがほとんど滑りませんので、ほんの少しでもダフるとボールがうまく飛びません。
注意点は、やはりミスをすると思わぬところにボールが飛んでいく可能性があるということです。ですので割れるようなもののそばでやらないこと。あとはマンション等では意外と音が響くのでお隣や下のお部屋への配慮を欠かさないようにしてください。

パッティング

自宅練習の定番といえばパッティング。実践している方も多いのではないでしょうか?
しかし、多くの方が効果がいまひとつと感じていると思います。
自宅でパッティング練習をする場合、ストレートのラインで速さも一定。すぐに慣れてしまいますから漫然と打ってもいくらでもカップに入ります。
そのような状態でポンポンとカップにボールを入れても、あまり練習にはなりません。
ここで重要なのは「目的意識」です。
パターヘッドをきっちりまっすぐ出す練習なのか、距離感を養う練習なのか、フォームを固めるための練習なのか、テーマを決めてそのテーマに沿って練習することが大事です。
カップに入って喜ぶだけでは、練習というよりも遊びになってしまいます。

まとめ

ゴルフの上達には、やはり練習は欠かせません。
恵まれた環境で毎日のように練習場で打てれば、それに越したことはありませんが、なかなかそうもいかない方も多いでしょう。
しかし、まだまだ工夫をすれば、お金や時間をかけずに自宅で練習する方法はたくさんあります。
毎日クラブのグリップを握るだけでも練習になりますので、ぜひ頑張ってみて下さい。

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