練習場の選び方、使い分け



ゴルフスクール・練習場

ゴルフを上達しようと思ったら練習は欠かせません。ラウンド以外では練習場でみなさん練習に励んでいることと思いますが、練習場の規模設備などは千差万別です。
また居住地によって自宅近くの練習場の種類にはすいぶんと差が出ます。
基本的には身近な通いやすい練習場に通うことになると思いますが、練習場によって良い点悪い点があるのはご存知でしょうか?
今回はそんな練習場の選び方、使い分けのお話です。

インドア

最近都市部で急速に増えているインドアの練習場。スクールなどもインドアが多いですね。
ではインドアの練習場のメリットを見てみましょう。

・シュミレーターにより数値の確認、フォームの確認が可能
インドアの練習場はだいたい高機能のシュミレーターを備えており、打った弾道がスクリーンで映し出されるほか、自分のフォームを動画で確認することが可能です。
これは非常に大きな利点です。
数値を確認すれば、例えばフェースが開いているのか閉じているのか、スイング軌道はどうだったのか、といったミスショットの原因がわかりますし、ドライバーのバックスピン量を見れば適正なのか吹け上がり気味なのかも一目瞭然です。
そういった現象と自分のフォームを照らし合わせれば改善すべき点が比較的ハッキリと認識できますので、スイングの修正には最高の環境といえるでしょう。

・スイング作りに集中できる
いくらスクリーンに弾道が出るからといっても、目の前のスクリーンに向かって打つだけですからボールの行方が過度に気になることはありません。
スイングが完全に終わってからスクリーンを見ればボールの行方や曲り方などがはっきりとわかります。
そのため、ボールの行方を気にすることなくスイング作りに集中することが可能です。

・暑さ寒さに関係なく快適
室内ですので、室温は一定に保たれており雨も風もありません。常に快適な環境で練習することが可能です。

一方のデメリットですが
・アプローチの感覚を養いにくい
アプローチの練習も可能で、距離は出ますが実際のコースでは見た目で距離の判断が必要です。やはり実際にボールが飛ぶ感覚を身につけるには通常の打ちっぱなしのほうが良いでしょう。

・コースでは曲がりやすくなる?
インドアではボールの行方を気にせずにスイングに集中できます。しかしコースではそうはいきません。自分で自分のボールの飛んだ方向を確認しなければなりません。普段インドアだけで急にコースに行くと、どうしてもボールの行方が気になってヘッドアップしますので球が右に行きやすくなります。
ですので普段インドアで練習されている方は定期的に広い練習場などでチェックをすることをおすすめします。

広い打ちっぱなし

郊外ですと、ある程度距離のある打ちっぱなしが主流ですね。こういった練習場のメリットは

・ボールの着弾点を確認できる
ボールがどういった高さ、曲りで飛んでどこに落ちるのかをしっかり確認することが可能です。インドアよりもしっかりと曲りも確認できますのでより実戦的な練習が可能です。
特に距離がしっかりある打ちっぱなしでは150ヤード200ヤードといった距離でも着弾が確認できますのでミドルアイアンやユーティリティなどの落ち際のボールの曲りまでしっかり認識できます。
また風がある日などは風の影響を肌で感じることができます。

・球の高さを確認できる
コースに行くと障害物の上を越して打っていく必要があるケースがあります。
自分の球の高さは、やはりシュミレーターではしっかり認識することはできません。実際にボールの飛びを見ることでコースで木の上を越せるかどうかの判断ができるようになります。

デメリットは
・つい振り回したくなる
周りに飛ばし屋さんがいたりすると、ついついドライバーを強振したくなります。スイング作りには邪魔な見栄ですね。

・アプローチの練習がおろそかになりがち
広いのでついつい長いものを振りたくなります。また打ち放題プランでなければなおさらで1球いくらといった計算になるので、どうしても長いクラブを振りたくなってアプローチの練習がおろそかになりがちです。

まとめ

おおまかに言うとスイングを作るにはインドア、より実戦的な練習には打ちっぱなしということになります。普段インドアで練習されている方はたまに広い練習場でフォームや着弾点の確認を、普段打ちっぱなしの方はたまにインドアでスイング作りに集中する、といった工夫をなさると良いのではないかと思います。

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