インドアゴルフで表示されるデーターの見方



ゴルフスクール・練習場

最近は特に都心部でインドアの練習場が増えています。スクリーンにボールが表示されるマシンが普及してからインドアのゴルフも楽しくなりました。また屋外の練習場でもトラックマンが設置されている練習場も増えてきていて自分のスイングが可視化されるようになってきています。しかしインドアの練習場で表示されているデーターの意味や活用法がいまひとつわかっていない方もいるようです。そこで今回はインドア練習場などで表示されるスイングデーターの見方について説明していきたいと思います。

スイングの軌道とフェースアングル

飛距離とヘッドスピードについては誰でもわかりますし、必ず見るでしょう。それは大事なデーターですが次に見ておくべきはスイングの軌道をフェースアングルの情報です。
機械によっては表示されないものもありますが、クラブの軌道に対するなんらかの情報はだいたいの機械で表示されているはずです。
インサイドアウトなのかアウトサイドインなのか、フェースはオープンなのかクローズなのかといった情報は毎回確認しましょう。

ボール初速

ヘッドスピードは確認している方も多いようですが、ボール初速は確認していないことが多いのではないでしょうか?
ボールを遠くに飛ばすためにはいろいろな要素がありますが、ヘッドスピードよりもボール初速のほうが重要です。
ヘッドスピードがいくら速くてもスイートスポットを大きくはずしてしまえばボールの初速はあがりません。ヘッドスピードとミート率、そしてボール初速の関係は

ヘッドスピード×ミート率=ボール初速

です。ヘッドスピード40m/sでボール初速が54m/sと表示されているとしたら、54÷40=1.35がミート率ということになります。
ミート率は理論上の最大値が1.5でプロなら1.4以上、アマチュアは当然それよりも低くなります。ミート率が1.2くらいですとかなり芯をはずしていることになります。

サイドスピン

機械によって表示方法が異なりますが、+250や-250といったプラスマイナス表記されていることが多いようです。この場合は+がフック回転、マイナスがスライス回転になります。
コースでスピンの少ないディスタンス系を使っているのか、アイアンで止まりやすいスピン系を使っているのかでずいぶんと違ってきますが、この数値が二桁の場合はほとんどストレートに近いボールでしょう。500、600といったサイドスピン量ですとティーショットのあとボールを探しに駆け出して行かなくてはならないかもしれません。

打ち出し角

ドライバーの飛距離を考える時、この打ち出し角は重要な要素です。これはどれくらいの高さでボールが飛び出しているかを表していますが一般的には14度、15度くらいが適正と言われています。低いほうでは12度くらいまで、高いほうでは18度くらいまでがまあまあ許容範囲といえるでしょう。
ただし打ち出し角だけで自分に合った角度かどうかを決めることはできません。

バックスピン量

ドライバーで非常に問題になるのが、このバックスピン量です。
一般的にはアマチュアはバックスピン量が多すぎます。ドライバーで理想的と言われるバックスピン量は2500回転前後ですがアマチュアの場合3000回転以上の人も珍しくありません。これですとボールは前に飛ばずに上に吹け上がってしまい、特にアゲンストの場合は影響が非常に大きくなります。
よく言う「ディスタンス系」のボールというのは、このドライバーのバックスピン量を減らすことを主眼に開発されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ひと昔前に比べると今は手軽に科学的なアプローチでスイングを見ることができ非常に便利になりました。
せっかくの機能ですから、フルに活用して自分のスイングのクセを把握しながら練習していけば上達も早いのではないかと思います。

関連記事一覧