国内男子ANAオープン 池田勇太が3人のプレーオフを制し優勝
国内男子
国内男子のANAオープンは、最終組が17番を終わって1打差に3人がひしめく混戦となった。
まずは最終組の一つ前をプレーする今平周吾が13アンダーで先にホールアウト。
この日最終組で、同組の池田勇太から吸収したいと語っていた時松隆光は、18番で惜しくもバーディーパットを外し、今平と同じく13アンダーでフィニッシュ。
14アンダーの1打差で単独リーダーの池田は、18番で長いパーパットを残す。
今平と時松が見つめる強い風の中、ウィニングパットトはわずかにショートしボギー。
土壇場で3人が並び、3年ぶり7度目のプレーオフとなった。
プレーオフ1ラウンド目、池田と時松がバーディーで、まず今平が脱落。
2ラウンド目、共にフェアウェイの絶好の位置から、時松の2打目は奥のラフへ。
キャディーとのやり取りで笑顔も見える中、池田の勝負の2打目はプレーオフ1ホール目と同様の素晴らしいショットでグリーンをとらえる。
時松のアプローチがショートする中、池田がバーディーパットを沈め、勝負あった。
池田は2010年以来のANAオープン優勝で今季2賞目。
第45回の節目大会を制してこそ意味があると語っていたホストプロ池田は、昨年逆転負けで2位に終わった昨年の雪辱を果たした。
ここまで平均ストローク1位、時松と同じく13アンダーのトップタイでスタートした小平智は11アンダーで4位。
現在賞金ランク2位の宮里優作は16位だった。
「この試合は自分にとって特別すぎて、(勝てて)泣きそう」と語った池田はこれで通算18勝目。史上最年少で生涯獲得賞金が10億円を超える節目の勝利となった。
■2017第45回ANAオープン最終結果速報
順位 | 選手名 | 通算 | 合計 |
---|---|---|---|
1 | 池田勇太 | -13 | 275 |
2T | 今平周吾 | -13 | 275 |
2T | 時松隆光 | -13 | 275 |
4 | 小平智 | -11 | 277 |
5T | H.W.リュー | -10 | 278 |
5T | 谷原秀人 | -10 | 278 |
5T | 朴相賢(パクサンヒョン) | -10 | 278 |
5T | 手嶋多一 | -10 | 278 |
9 | I.H.ホ | -9 | 279 |
10 | 竹安俊也 | -8 | 280 |