宮里藍もビックリ!初日のスコアがなかったことに?!
海外女子
宮里藍の現役最終戦となったエビアン選手権は14日に初日を迎えた。この日は滅多にない珍事が発生した。午前に回った選手のスコアがすべて無効となったのだ。宮里もポーラ・クリーマー、ツェン・ヤニと共に既に6ホール回っていたが、その分のスコアがなかったことになってしまった。
原因は強い風と朝からの雨。中断してからも、大会側はしばらくプレー再開を模索していたが、激しく続く雨風に、大会側は午後2時半過ぎにこの日のプレーのキャンセルを決定。今大会の競技を54ホールとし、この日の午前組の選手のスコアは無効とされた。
この決定に、プロ生活15年の宮里さえも「すごいびっくりしました。」と驚いたようだ。こんなことはなかなか起きない珍しいことだ。なお、この日の宮里は6ホール回った時点で3オーバー。少々出遅れを感じるスコアだった。
天気が回復した15日、宮里は68で回った。3アンダー、8位で二日目をホールアウト。雨で仕切り直しになったことで、まるで良い流れを自分に引き寄せたようだ。勝負の世界では運も実力のうちとは言うが、さすがというしかない。兄の優作もこの件について取材陣に尋ねられると「ラッキーでした。」と一言。
惜しまれながらいつもどおり自分のペースで引退試合に臨む宮里藍に、運が味方したのかもしれない。