女子プロゴルフ界のファッションリーダー!上田桃子選手
上田桃子選手は21歳の史上最年少で賞金女王に輝き、アメリカの女子ツアーに宮里藍選手らと挑戦した実力派です。
またオシャレ女子プロゴルファーの先駆者であり、ファッションリーダーの一面もあります。
2017年度には内面外面の両方の美しさを兼ね備える女子プロゴルファーへ贈られる「LPGA資生堂 ビューティー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、ゴルフ以外でも注目を集めています。
今回はその人気と実力を兼ね備えた上田選手を紹介します。
上田桃子選手はどんな選手?
1986年熊本県出身で、ご両親とお姉さん弟さんの5人家族です。
中学時代に熊本のジュニア女子大会を2連覇し、高校卒業後に有名コーチの元で修行をするため神戸に単身移住。
家賃28,000円の住まいでプロを目指し厳しい練習に耐えたそうです。
2005年に一発合格で念願のプロになり2007年4月に初優勝を果たすと、何とその勢いのまま史上最年少の賞金女王まで一気に駆け上がりました。
さらに驚いたことに翌年の2008年には日本を離れ、アメリカへ主戦場を移してしまいます。
賞金女王になればしばらくは各方面から引っ張りだこでスターとして大忙しのはずなのに、全てを捨て無名な一選手としてチャレンジをしにアメリカへ行ってしまったのです。
それから6年間過酷なアメリカのツアーを戦い、2014年から日本のツアーに復帰しました。
復帰直後は予選落ちが続きましたが徐々に調子を取り戻し、その年は見事2勝をあげ賞金ランク10位に入るという実力者振りを披露。
翌2015年もランキング7位と着実に順位を上げ、2016年は地元で熊本地震を被災した影響か35位と調子を落としましたが、2017年は6位とさらにランクアップ。
賞金総額も1億円越えるなど安定した強さを誇っています。
若さと勢いで賞金女王、渡米と突き進んだころはその華やかさに隠れて目立ちませんでしたが、もともとアイアンの正確さとグリーン周りの寄せの上手さは当時からプロの中でもトップクラス。
若干気持ちにムラのあった当時と違い、最近は落ち着きが加わったことが安定した強さに繋がっているのではないでしょうか。
上田選手はファッショナブルゴルファーの先駆者!
それまでスポーツウェアの範囲でオシャレをするのが普通だった女子プロゴルフに、宮里藍選手ら若い選手が普通の女性のオシャレを持ち込み、ぐっと華やかになりました。
そこへさらにファッショナブルさを進めたのが上田選手です。
ご両親がブティックを経営していたため幼い頃からファッションに関心が高く、プロになってからも身に付けるものにはこだわりを見せていました。
ちょうどアパレル界側からアプローチしていたブランド「パーリーゲイツ」の、スポーツブランドに無いテイストが上田選手の方向性とマッチしウェアサポートを受けるように。
トレンドを取り入れコース上でも見栄えすることも意識したそのファッションは、彼女の活躍とともに一般ゴルファーにも広がりブームを巻き起こしましまた。
女性向けゴルフファッションがグッとチャーミングに進化したのは、上田選手のおかげと言っても良いでしょう。
現在は少し大人っぽい雰囲気もコーディネートしつつ、時代の流行も取り入れた彼女のファッションは、女性ゴルファーの方には大いに参考になるのではないでしょうか。
まとめ
以前はその強気の発言が誤解を招くこともありましたが、様々な経験を経て成長されたように思います。
特に2016年に帰省中に被災した熊本地震では、積極的に避難されている方々の状況を発信したり復興支援に熱心に取り組んだりと、大人の女性としての姿に好感が持てますね。
今年はさらなる活躍を期待して上田桃子選手を応援しましょう。