ドライバーを武器に大活躍!注目の新人プロ 川岸史果選手
川岸史果選手はデビューした最初の年から大活躍した、期待度ナンバーワンの新人選手です。
パワフルなスイングから繰り出すドライバーショットはツアー屈指の飛距離を誇り、賞金ランキング上位に食い込むルーキーらしからぬ実力を見せています。
またご両親もプロゴルファーという血筋の良さも話題になりますが、どのような選手なのでしょうか。
早速ご紹介したいと思います。
川岸史果選手はどんな人?
1994年生まれで神奈川出身、ご両親とお姉さんの4人家族です。
お父さんはツアー6勝で現在シニアツアーで活躍中の川岸良兼プロ、お母さんも元プロゴルファーというゴルフ一家に生まれました。
中学時代から頭角を現し高校では全国高等学校ゴルフ選手権大会で優勝するなど、トップクラスの成績を納めていました。
しかしプロテストでは4回目のチャレンジでやっと合格するという苦労を経験。
これが後に本人も語るプレッシャーへの強さの原動力となります。
そしてプロとして最初の年から常に上位に絡む大活躍をし、9月のマンシングウェアレディース東海クラシックで初優勝。
しかもプレッシャーのかかる最終日に8バーディ、ノーボギーの64というとても新人とは思えない内容での優勝で、その強いハートも見せつけました。
2017年賞金ランキングは7位と堂々たる成績で、この年に最も成長したゴルファーと言ってよいでしょう。
次の目標は1億円プレーヤー、そしていずれはアメリカツアーへ挑戦と、夢は大きくふくらんでいます。
川岸史果選手の武器はドライバー!
川岸選手の最大の武器はドライバーの飛距離で、女子プロ選手の中では葭葉ルミ選手に続く2位の平均飛距離を持っています。
ヘッドスピードは46〜47m/sもあるそうで、男子プロにも劣らない速さですね。
しっかり体重移動を行いながら柔らかさを活かして十分に体をひねり、強い下半身が可能にするパワフルな腰の回転でパワーをボールに伝えています。
ドライバーが飛ぶと2打目以降を他の選手より短いクラブで打てるのでとても有利なのですが、まさにそこが彼女を上位に押し上げた原動力になっています。
川岸選手のようなパワフルなスイングは、アマチュア女性ゴルファーの方は「私には無理!」と思いがちですが、その体全体を使ったスイングは真似することができます。
女性の方はどうしても手でクラブを振り回してしまいスイングが安定しないのですが、体の芯で振ることを意識すると意外と安定することがあります。
プロはやはりそこがとても上手いので、ぜひ取り入れてみましょう。
厳しくも優しいお父さん
お父さんは男子ツアーで6勝の実績を持ち、また当時のスタープロだった尾崎将司選手を師匠とする一派「ジャンボ軍団」に所属していたので大変有名な方でした。
川岸史果選手は初優勝の勝利者インタビューで「お父さんには1勝しただけでは認めないと言われた」と答え、さすがプロの世界を良く知る厳しいお父さんだなと思いました。
しかし川岸選手の初優勝当日、日本シニアオープンに出場中だったお父さんは娘さんの勝利を知り「これで川岸良兼は川岸史果の父と言われるようになりました」と川岸史果選手を一人のプロとして認めるような発言をしています。
今まで常に父の名前と共に呼ばれ続けた娘の心情を気遣い、もう川岸良兼の娘と言わないであげて欲しい、という意味もあるように思えて優しいお父さんに感じました。
まとめ
川岸史果選手がプロになってからいきなり活躍できたのは、そのドライバーの飛距離という大きな武器があることはもちろん、プロになるまでの4年間の苦労がきっと生きているのだと思います。
ぜひ今後も今までの鬱憤を晴らすような大活躍をして欲しいですね。