世界のメジャートーナメントって?4大トーナメントはこれ



海外男子

よくメジャートーナメントという言葉を聞きますが、男子のメジャートーナメントというのはどういう大会があるのでしょうか?
今回は、メジャートーナメントの紹介と特徴を簡単にご説明したいと思います。

4つのメジャートーナメント

男子のメジャートーナメントはどんな大会があるのでしょうか?
大会は全部で4つあります。
・マスターズ
・全米プロ
・全米オープン
・全英オープン
の4つで、全英オープン以外はすべてアメリカで開催されます。
この4つの大会すべてに優勝することを「グランドスラム」と呼んでいます。
さらに厳密に区分けすると1年間で開催されるメジャーをその年にすべて勝つことを年間グランドスラムと呼び、長い歴史の中で一人しか達成したプレイヤーはいません。
それに対して生涯を通じてすべての大会に勝つことをキャリアグランドスラムと呼んでいます。

マスターズ

4月に開催される1年のはじめのメジャーで、他のメジャーとは性格が大きく異なります。
他のメジャー大会は毎回コースが変わりますが、マスターズは毎年同じオーガスタナショナルゴルフクラブで開催されます。
このオーガスタナショナルゴルフクラブは1年間の半分近くをクローズしてマスターズのためい整備をするという、まさにマスターズの為のコースです。
参加選手はマスターズ委員会から「招待」をされた選手だけで、予選会があるオープントーナメントなどとは性格が異なります。
もちろん今では、賞金ランキング何位まで、といった内規のようなものはありますが、最終的には招待状が送られてこなければ出場することはできません。
過去の優勝者は生涯の出場資格を得ることから、往年の名選手が出場したり、パー3コンテストが本選に先駆けて開催されたりとお祭り的な側面もあり、まさにゴルフの祭典といえる大会です。
オーガスタのコースは非常に美しい花が咲き誇るコースですが、ガラスのグリーンと称される速いグリーンが参加選手を苦しめます。
毎回同じコースで開催されるため、経験値の重要性が高く比較的番狂わせのおきにくい大会でもあります。

全米プロ

全米プロゴルフ協会主催の大会で、もともとは8月に開催されていましたが2019年より開催が5月に変更になりました。
全米プロゴルフ協会主催の大会ですので、他のメジャーのようにアマチュアの参加はありません。

全米オープン

4大メジャーで、もっとも賞金総額の大きな大会です。
トーナメントに「オープン」と名前がつく大会は門戸が誰にでも開かれており(厳密にはアマチュアにはハンデの制限があります)、アメリカ各地のほか日本やイギリスなどで予選会が開かれます。第1回大会は1895年の開催という非常に歴史のある大会です。
毎年かなり距離が長いタフな設定で開催されます。
1996年に公開されたケビン・コスナー主演の「ティン・カップ」という映画は、この全米オープンが舞台になっています。

全英オープン

1860年から開催されている世界最古のオープントーナメントで、イギリスでは「The Open」と呼ばれています。
唯一アメリカ以外で開催されるこの大会は、ゴルフの原点に近いコースセッティングで行われます。
強風の吹くシーサイドリンクスで開催され、小さく深いポッドバンカー、フェスキュー草と呼ばれる長さの長い草のラフなど他の大会とは大きく異なったコースで戦うトーナメントです。
開催コースは、決められたコースが持ち回りで開催をしますが、ゴルフの聖地と呼ばれるセントアンドリュースのオールドコースだけは、0と5のつく年にホストすることに決まっています。

まとめ

メジャートーナメントは世界のトッププロが集い、最高の難易度のコースで鍛え抜かれた技術を極限の状態ですべて発揮して挑むような大会です。
賞金額ももちろん大きいですが、なによりメジャーに勝つことはゴルファーにとって最高の栄誉です。
過去にもさまざまなドラマが生まれたメジャートーナメントは、これからも多くの素晴らしいドラマを生むことでしょう。ぜひ見ていただきたいと思います。

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